ピザは野菜？？？日本未進出のヘルシー・ピザ

ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、アメリカでは2011年1月に改正歳出予算案が通り、「ピザ・ペーストを野菜とカウントする」と考えることになったため、それでは「ピザは野菜！」という突拍子もない発想が生まれてしまったとか（笑）。

2008年の統計で全アメリカの1/3の子ども（5歳から17歳まで）が肥満に分類されたことを受け、オバマ政権が公立学校の学校給食（カフェテリア）にもっと野菜とフルーツを導入する案を計画しました。ところが図らずもこの法案は「野菜とは何か」という根本的な問いを蒸し返すことに...。

当時大さじ2杯のトマト・ペーストを野菜とみなすということから、トマト・ペーストを使うピザは、上にベーコンが乗っていようが必然的に"野菜"にカウントすることにしよう！という意見が出てきたとか出ないとか。オバマ法案は、こんなものを野菜と呼ぶなら、せめてトマト・ペーストは1/2 カップから"野菜"にしようじゃないか、と言ったというのですが、日本人の感覚からすると、ちょっとわけがわからないというか、アメリカらしいというかなんというか...（苦笑）。

というわけで、少し話題がそれてしまいましたが、恐らく日本未進出の素材に拘っていることが売りのピザのチェーン店『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』がグアムにも登場しましたよ！

『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』ができたのは、Dededo（デデド）村の週末に朝市が立ち並ぶエリアに程近い場所。

店内に入ると小さなフードコートのような作りになっていて、まず食堂風のテーブルが並び、中央奥に『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』が、その右隣りには、同じくヘルシー志向を謳っているSubway（サブウェイ）のようなチェーン店『Submarina California Subs（サブマリーナ・カリフォルニア・サブス）』、そして左隣りには近々フローズン・ヨーグルトのお店が入り、お好きなものを買ってそれぞれ真ん中のテーブルでいただけるようになっています。

『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』では、"Speciality Pizzas（スペシャリティー・ビザ）"と"Create Your Own（カスタマイズ・ピザ）"、"Sides（サイド）"から注文することができます。

"Speciality Pizzas（スペシャリティー・ビザ）"はすでにトッピングが決まっているもので、8インチ（7.99ドル）、12インチ（16.99ドル）、14インチ（22.99ドル）、16インチ（27.99ドル）の4つのサイズから選ぶことができます（ただし8インチはいくつかのピザしか選べません）。

そして"Create Your Own（カスタマイズ・ピザ）"はサイズとお値段は同じで、お好きなトッピングを2種類まで、そしてお好きなソースを選ぶことができます（薄い生地は14インチのみ）。

そして"Sides（サイド）"としてチーズ・スティックやガーリック・ブレッド、チキンなどが6種類ほどでサラダはありません。

そこで私たちは、同じソースのピザならハーフ＆ハーフにしてもらえるということだったので、12インチのピザをハーフ＆ハーフにして2種類の味を楽しむことに:D

写真の右側半分が"Speciality Pizzas（スペシャリティー・ビザ）"から、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、黒オリーブ、トマトとチーズの入った"Garden Fresh（ガーデン・フレッシュ）"。左側半分が"Create Your Own（カスタマイズ・ピザ）"で、ソースは右半分と同じで、トッピングが玉ねぎとマッシュルーム。

ちなみに私はあまり好きではありませんでしたが、箱の左奥についている緑色のものが『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』の"Special Garlic Sauce（スペシャル・ガーリック・ソース）"で、ピザやサイドを浸していただくことができるソース。このソースは他にもいろいろと種類があり、 "Create Your Own（カスタマイズ・ピザ）"ではステップ3で選ぶことができますが、通常はこのシグニチャー・ソースがもれなくついてくるよう。

またこのように説明されると、他の一般的なチェーンのピザ屋さんのピザって...と怖くなりますが、素材へのこだわりを謳う『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』のピザの特徴は...。

　ー　生地には上質な高プロテインの小麦やフィルター水を使用していること。

　ー　手作りの生地を冷凍せずにそのまま各店舗に配送し、焼くまでフレッシュのままなこと。

　ー　カリフォルニアで最もおいしい時期に収穫されたトマトに特別なブレンドのハーブとスパイス、そしてすべて自然の素材を加えて作った特別なトマト・ソースだけを使用し、濃縮還元ソースなどは一切使用していないこと。

　ー　すべての野菜は各店舗で切っており、真空パックのカット済み野菜は一切使用せず、ピーマンや玉ねぎは地元のものを、オリーブはスペイン、マッシュルームはイタリアのものを使用していること。

　ー　すべての肉類は100％本物のビーフやポークを使用していること。

　ー　ピザには100％モッツァレラ・チーズ、またはアメリカの上質なチーズを使用していること。

チェーン店のピザはもう長いこと食べていないのではっきりは覚えていないのですが、確かに他のチェーン店系のピザに比べて人工的な味がせず、生地がおいしいと感じましたよ！

ただ『Papa John's（パパ・ジョーンズ）』にはサラダがないので、私たちはお隣りの『Submarina California Subs（サブマリーナ・カリフォルニア・サブス）』でサラダを買うことに。

こちらはまさにサンドイッチ屋さんの『Subway（サブウェイ）』と同じですが、サラダも目の前でよそってくれるので、なんとなくフレッシュな状態で食べられるような...。

場所は本当にStreet Market in Dededo（デデドの朝市）やAmerican Grocery（アメリカン・グロッサリー）の近く。Tumon（タモン）地区から車でマリン・ドライブをずっと北上してStreet Market in Dededo（デデドの朝市）を過ぎたらすぐに右手に現れます。

車がないと行きにくいですが、長期滞在していらっしゃる方など、ご興味おありの方はぜひ足を運んでみてくださいね♪

Papa John's（パパ・ジョーンズ）

デリバリー　TEL : 671-633-7751