新1ポンド硬貨とは?そして旧5ポンド札は今月5月5日で引退

公開日 : 2017年05月02日
最終更新 :

こんにちは、ギルフォード特派員の吉村です。

今日スーパーに行ったら、お釣りで新・1ポンドコインが手に入りました!

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12角形という新しいデザインで話題にもなったイギリスの新コイン。7角形なら50pコインと20pコインはそうだったのですが、12だともっと丸く見えるものですね。そんな1ポンドコイン、市場に導入されたのが今年の3月28日のことだったというので、私が手にしたのは少し遅めなのかもしれません。(?

◆従来のものとの、違いは?◆

12角形であるという点はすでに述べた通りですが、細かい部分はどうなっているのでしょうか?

さっそく従来のものと比べてみます!

王立造幣局のホームページ(https://www.thenewpoundcoin.com/)によると、

「従来のものより薄い」

「従来のものより軽い」

「直径は従来のものより微妙に大きい(12角形の直径が一番大きくなるところと比較)」

とのこと。どのくらい違うのかなと思って並べてみました!

......気持ち薄めでしょうか? 左が新1ポンドです。

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従来のコインのデータのページを見て比べてみると、

厚みは0.35mm、重さは0.75g、直径は0.93mm違うそうです。だいたい同じみたいですね!

ちなみに1ポンドコインは日本の100円玉とだいたい直径が同じなのですが、

(100円玉:直径22.6mm、旧1ポンド:直径22.5mm、新1ポンド:直径23.43mm)

厚さは全然違います。

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最初に1ポンドを持ったときは、すごくぼってりしてる! と思ったものですが、最近は日本の硬貨を持つと、チョコみたいにぱきって折れてしまうのではないかと......。

重さも、100円玉が4.8g、旧1ポンドが9.5g、新1ポンドが8.75なので、もともと2倍ほども違ったのですね!

◆コインの「偽造防止」◆

と、今日1日新コインを手に入れて大はしゃぎな感じでしたが、そもそもこの12角形というコイン導入のには「偽造防止」の意図があるといいます。しかし偽造コインなんてあるのでしょうか?

と思ったら。

「流通している1ポンドコインのうち30枚に1枚は偽造品」

と王立造幣局のホームページに。

30枚に1枚。それだけの確率だと私も手にしたことがありそうですね......いままでなにも考えずに使っていました。

「裏のデザインが表記載の発行年と違う」「側面のデザインが表記載の発行年が違う」「古いはずなのに新しく見える」「裏表のデザインの上下の位置が違う(ななめっている)」など、偽1ポンドを見つけるガイダンスが王立造幣局のページに載っています。

ついでに、従来の丸い1ポンドコインが使えるのは今年2017年の10月15日まで。それ以降は銀行での交換になるそうです。発行年によって色んな柄のある従来の1ポンドコインが流通から姿を消してしまうのは、ちょっと寂しい気もします。

◆旧5ポンド札は今月5日まで!◆

それから、ここで5ポンド札。

5ポンドの新札は去年2016年9月13日から市場に導入され、こちらもその斬新さで注目されたものでした。

ポリマー使用の紙幣。「水に濡らしても大丈夫」「寿命が少なくとも紙の2.5倍」「寿命が長いぶん印刷量が少なくて済み環境に優しい」とのこと。初めて手にしたときはわざわざ水に濡らしもしました。

DSCN9410_sample.jpg

そんな新5ポンド札に取って変わられ、いまでは殆ど目にすることのなくなった5ポンドの旧札ですが、その使用は、今月の5日までとなっているそうです。......もうあと数日ですね! それ以降は銀行で交換できるようです。

以上、イギリスの1ポンド硬貨と5ポンド紙幣でした!

新しい10ポンド札の導入が今年の9月、20ポンド札が2020年までに控えていたりと、これからもまだ通貨デザインは変わっていくようです。どんな風になるのか楽しみです。

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