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イギリス/ギルフォード特派員ブログ 吉村 星那

イギリス・ギルフォード特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2017年12月19日

ロンドンの穴場スポット「ジェフリー博物館」が改装の為2018年1月から一時閉館です


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ロンドンの穴場スポット「ジェフリー博物館」が改装の為2018年1月から一時閉館です

こんにちは、ギルフォード特派員の吉村です。今日書くのは、ロンドンにあるジェフリー博物館について。「英国中流階級の家庭の部屋はこんな感じ!」というのが1600年くらいのものから年代別に展示してある素敵な博物館です。それが増改築のため、2018年1月7日から2年近く閉館となるそう。私の好きな博物館でもあるので、今日はぜひ、この博物館について見ていきたいと思います。


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◆11のピリオドルーム◆


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ジェフリー博物館は、「部屋」を展示する博物館。通路を進むごとに、英国家庭の部屋が11つほど並んでいます。上は1695年くらいの典型的なパーラーだとか。それぞれの部屋の前には、当時の部屋のスタイルや流行を説明するパネルもあります。


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1790年頃のパーラー(上)。説明書きによれば、先ほどの写真との違いは、例えば壁紙の導入だそうです。これは、この時代の人の軽い色合いや繊細なデコレーションといった好みを反映しているのだとか。そうやって説明書きを読んでみると、そうなのかー! と、とても興味深いです。


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そしてこちらは1890年頃の応接間。まただいぶスタイルが変わっていますね。1870頃から起こった耽美主義が、この時代のデザインに反映されているそうです。


と、他にも色んな部屋があって、それぞれの時代を表しています。こうやって時代ごとに変わっていく部屋を見られるというのはジェフリー博物館ならではで、さすが「部屋の博物館」、面白いです!



◆時代ごとに変わっていく小物◆


そしてこの博物館で注目したいのが、それぞれの時代の小物。英国家庭にある色々なものが、やっぱり時代とともにスタイルを変えています。

博物館の展示場に入ってまず目に付くのが、年代ごとの典型的な椅子の展示。


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上の写真は、左上から順に、1620年代、1810年代、1860年代、1920年代の家庭で一般的だったデザイン。確かに最後の椅子は、モダンな感じ......という印象ですね!


それから、椅子の他に照明も。これは見ていくと、17世紀や18世紀はまだ獣脂の蝋燭が主流だったそうです。ガスの灯りが中流階級の家でも広く使われるようになったのは、1840年代頃からだとか。それぞれのピリオドルームを見ても、はじめは蝋燭だったのが、最近のものでは電球に変わっていくのがわかります。


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展示されているピリオドルームの合間、小物の展示も。こういうのを見ても面白いです。
こちら(下)は燭台。


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そしてこちらは1885年のオイルランプだそうです。お洒落ですね!


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  ◆ジェフリー博物館で見る、英国クリスマスの祝い方の移り変わり ◆


それからクリスマス期間(11月下旬~1月初め)には、「それぞれの時代のクリスマスの祝い方」で各ピリオドルームが装飾されます!


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例えば昔は、クリスマスシーズンというのはクリスマスの日に始まり12日続いたのだとか。こんな感じの食事だったのですね!


そして、1644年頃から1660年まで、イングランド内乱によるピューリタン勢力の影響で、イギリス議会によってクリスマスは禁じられていたのだそう。(しかし実際には、ひそかに祝われていたという記録も)


また、もともとクリスマスケーキは「Twelfth cake」というものだったそうですが、19世紀の初め頃には、豪華な飾り付けになっていったそうです。下の写真の部屋(1830年頃の典型的な応接間)には、飾り付けのしてあるケーキが置いてありますね。


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それから、クリスマスといってこんにち思い浮かべるような伝統は、19世紀頃に広がった模様。ツリーを飾るというのもそのうちのひとつ。18世紀の終わりにドイツから来た習慣だと考えられているそうです。


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ツリーの飾り付けって、この頃からだったのですね!
他にも、クリスマスの靴下の伝統はオランダに始まるものでイギリスに入ってきたのは19世紀の中頃になってからだった等、色々な情報が書いてあります。そんな風に、英国家庭でのクリスマスの祝い方の歴史が見えるという点でも、とても魅力的な博物館です。



  ◆増改築のために2年ほど閉館するジェフリー博物館◆


と、そんな素敵なジェフリー博物館ですが、改増築の工事のために、2018年1月7日から2年近く閉館することになっているそう。


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ⓒGeffrye Museum of the Home


改装によってスペースが今よりも50%増え、最寄のHoxton駅に向かい合うような形のエントランスができる予定なのだとか。(今は、駅を降りると博物館の裏側に出るので、表まで回らないといけない)他にも学習スペースや新しいカフェなど、色々なものが作られる予定です。


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ⓒGeffrye Museum of the Home


2年間入れなくなるのは寂しいですが、どんな風になるのか楽しみですね!


ということで、ジェフリー博物館でした!
この冬休み(2018年1月7日までに)イギリスに来るという方がいらっしゃいましたら、ぜひジェフリー博物館への訪問も検討してみてくださいね。クリスマス仕様のジェフリー博物館を楽しむことができます。
参考に、最寄のHoxtonは、ロンドン・ウォータールーから電車で30分ほどとなっています。


―――――


■ジェフリー博物館情報


【開館日】火曜日~日曜日、祝日である月曜日
【休館日】祝日でない月曜、Good Friday、12/24、12/25、12/26、1/1
【開館時間】10:00 - 17:00
【入場料】無料(寄付歓迎)
【場所】136 Kingsland Road, London, E2 8EA
【アクセス】Hoxton駅(Overground)から徒歩3分
【公式サイト】https://www.geffrye-museum.org.uk/
以上の情報は、公式サイトのほうでもぜひご確認ください!

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      吉村 星那
      イギリスに憧れて、日本の高校卒業後の2015年9月よりイギリスの大学に進学。それ以前は留学経験など一切なく、慣れない英語と格闘しながら日々の生活を送っているところです。興味のあることは観光で、大学でもHospitality & Tourismを専攻。そのためこちらのブログでは、イギリスでの観光情報や日々の生活を中心に、新しい発見や気づきも含めてお伝えしていきたいなと思っています! DISQUS ID @disqus_KSBIaTBAwG

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