ろうそくの光の中で

公開日 : 2011年08月09日
最終更新 :

ハノーファーは1983年より広島市と姉妹提携しており、平和運動が盛んです。

広島市が会長を務める世界平和市長会議では、ハノーファー市長は長崎市長など他12市長とともに副会長を務めています。

広島に原爆が投下された8月6日には、戦争で屋根が抜け落ちたままのエギーディエン教会で、平和を願って犠牲者を追悼する式典を毎年開いています。夜は市役所で原爆に関する展示を開き、裏庭の池で灯篭流しをします。

前日の8月5日、広島連合ハノーファーという平和団体が、ろうそくを灯して被爆者を追悼する催しを開きました。場所は市南の広島祈念の杜。原爆で亡くなった11万人(ドイツ語だと110,000と書く)の人を象徴して、広島市から贈られた桜の木が110本あり、爆心地のそばの石を使った石碑も置かれています。

DSC_0345a.jpg

5日はインフォスタンドを設置して、核兵器の撲滅を訴えました。今年は福島原発の事故があったため、原発や放射能について関心を示す人が多くいました。手のオブジェは、被爆者の思いを代弁しており、芸術家のクラウス・カッペンベルクと学校の子どもたちが作りました。

356a.jpg

夜になると、ろうそくの光が際立ってきます。肌寒い夜でしたが30人ほど集まり、66年前に原爆が投下されたこと、今なお各地で核兵器が使われていること、福島原発の事故についてなど意見交換しました。

遠いドイツで、広島、長崎、福島の被曝者について心を痛めている人がたくさんいます。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。