学校生物センターで「環境フォーラム」

公開日 : 2011年09月26日
最終更新 :

先日、ドイツ最大の環境教育施設・ハノーファー市学校生物センターで、年に一度のお祭り「環境フォーラム」がありました。親子で楽しめるイベントで、自然保護団体や環境NGO、学校など約50のグループがスタンドを構え、全国から大勢の人が訪れました。

触りながらネズミについて授業を受けたり、土壌の虫を顕微鏡で観察したり、ここのハチが集めた蜂蜜パンを味わうなど、盛りだくさんのプログラム。森での遊び方や自然エネルギーの解説もあり、ソーラークッカーで焼いた目玉焼きは格別な味がしました。生クリームを試験管に入れてよく振ってバターを作ったり、石釜でパンを焼くのも人気でした。羊毛からフェルトの人形を作るのは根気がいりますが、みな集中して取り組んでいました。

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同センターは1883年、ハノーファー市により設立されたドイツで一番古い環境教育施設です。日ごろは周辺市町村の小・中・高80校の生徒がクラス単位でやってきて、約7ヘクタールの敷地内で授業を受けます。森をはじめ家庭菜園、温室、薬草ガーデン、池、飼育小屋があり、五感を使っての体験授業を重視。センター内の植物はすべて触ることができ、ハムスターやウサギなど動物も手にとることができます。教材として学校へ動植物の貸し出しも行っています。

教師用には、動植物各種について300種類の冊子があり、教材としてどのように授業で使えるか詳細に記されています。

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このほか週末に大人や子どもを対象に講座を開催し、リスになって森を歩いたり、木の実や枝で人形を作るなど、さまざまな角度から自然や環境にアプローチ。ボランティアも多く関わっており、市民生活に溶け込んだ施設として親しまれています。

参考:学校生物センター(Schulbiologiezentrum Hannover)

http://www.schulbiologiezentrum.info/

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