どっしり重たいグリューンコール

公開日 : 2011年11月30日
最終更新 :

寒いこの時期、ドイツ語で「グリューンコール」と呼ばれる野性的な葉野菜がよく食べられています。日本語では「ケール」といい、キャベツの原種に近いもので、青汁の材料にもなるとか。固くてぱさぱさしているので、お鍋でぐつぐつ長時間煮込みます。玉ねぎや干し肉と入れることも。くせのある味なのですが、この時期必ず食べたくなります。

今年初めてのグリューンコールを屋台で食べました。毎週火曜日、近所の広場で朝市が立つのですが、そこにレンズマメのスープを売る屋台が出ています。そこでこの時期、グリューンコールも出しているのです。

添えられているブレーゲンソーセージ(Bregenwurst)は、豚肉、玉ねぎ、塩、コショウで作られていて、塩辛く濃厚な味です。そこにあっさりした塩ゆでのジャガイモがつきます。

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特に霜が降りてからの方が、甘みが増すそうです。ハノーファーは最近すっかり寒く、朝0度近い日も少なくありません。寒空の下で、凍えながら食べる力強い味。ちなみに盛り方も大雑把で、それがいい感じ。常連客がたくさんいます。

みななんとなく顔見知りで、あいさつをしながら、それぞれ冷たい手にスプーンを持ってお昼ご飯です。最初は震えていても、食べ終わるころには体が内側からほかほかに。ビタミン豊富で栄養価の高いグリューンコールは、心も体も暖めてくれます。

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