さようなら、クリスマスツリー

公開日 : 2012年01月10日
最終更新 :

クリスマスが終わり、年も明け、いよいよクリスマスツリーの出番も終わりです。

プロテスタントの多い北ドイツでは、クリスマスイブに飾り付けをし、1月6日にツリーを片付けるのが一般的です。1月6日は東方の3人の賢者が生まれたばかりのイエス・キリストを訪問したとされています。

ドイツではツリーはプラスチックよりも本物が好まれ、毎年クリスマス前には、ホームセンターや公園の横などでツリーの販売場所が設けられています。ツリーを用意する時期はさまざまで、4週間前に買う人もいれば、イブの数日前に買いに走る人もいます。高さによって値段が違いますが、うちでは高さ1メートル50センチほどのを20ユーロで買いました。別途、ツリー立てが必要です。そう、一ヶ月もの間、ツリーは水なしで部屋に置かれておくのです。よく考えるとかわいそう。今回のクリスマス、ハノーファー(人口52万人)では、17万本のツリーが家庭の居間を飾ったといいます。

今月9日から20日までごみ収集社がツリーを無料で回収してくれるので、それぞれ近所のツリー置き場に捨てに行きます。飾りはすべて取り、2メートル以下の長さにしておくこと、など決まりがあります。これまで部屋の真ん中でみんなを楽しませてくれたツリーが、ごみとして無残に集められているのは、なんだか悲しい。ツリーは動物園で再利用されたり、春の復活祭の火祭りで燃やしたりするそうです。

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本物のツリーをうちで飾ったのは今年が、初めてでした。立てたばかりのころは、みずみずしい木の香りに生き返る思いがしました。部屋の中に木があるというのは、なんと素敵なことだろう、と。そのツリーも今ではずいぶんしょんぼりして、枝が少し垂れてきました。そろそろ飾りをとって、お別れする時期です。

ツリーが2メートルに育つには8年から12年かかるといいます。だからプラスチックのツリーを買って、毎年使う方がエコだとも。しかし本物の木の魅力を知ってしまうと、プラスチックはなんとも味気ない気がします。この次はどうしようか・・・、今から思案しています。

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