カーニバルが終わって
ハノーファーでも18日土曜日にカーニバルのパレードがありました。ケルンなどと比べると、ハノーファーのカーニバルはこじんまりしたもの。けれどさまざまな団体が仮装し、音楽を演奏しながら行進して、飴やポップコーンを投げます。子どもはもちろん大人も袋持参で、熱心に拾っていました。挨拶はなぜか「へロー」と英語みたい。ドイツ語では「ハロー」ですが、パレードのときは山車の上に人たちも観客も「へロー」とあいさつしていました。
20日「バラの月曜日」には、幼稚園や学校、公民館などでお祭りが開かれました。音楽に合わせて踊ったり、劇やアクロバットを見学したり楽しいひとときでした。それにしても音楽は大音響。こうやって小さいころからディスコ慣れしているのですね。
22日の「灰の水曜日」が過ぎるとカーニバルは終わり。キリスト教圏では、イエス・ キリストの苦難を追体験するため、4月初旬の復活祭まで40日間断食をする風習があります。カーニバルは、断食前の飽食の宴なのです。
断食といっても1週間ほど水や果物、ハーブティーなどで過ごすのが主流。好きなものを我慢するという意味で、アルコールやお菓子を断つ人もいます。最近はインターネット断ち、携帯電話断ちもはやりとか。コンピュータは一日30分までと決めて、生活の中に静かな時間を取り戻そうというものです。
一週間の断食コースなど宿泊つきプログラムもあり、毎年参加する人もいます。断食するだけでなく、大腸洗浄からアロママッサージ、泡風呂、サウナ、ヨガ、散歩など盛りだくさんのところも。空腹はあまり感じず、体は軽やかになるそうです。
確かに断食は、味覚の秋からクリスマスと、食べ過ぎた体に効用があるのでしょう。心と体から毒素を出し、春の訪れに備えます。
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