お城で結婚式を

公開日 : 2012年06月27日
最終更新 :

ハノーファーの南20キロのところパッテンセン町に、マリーエンブルク城という新ゴチックの美しい城があります。これまで城内の教会で結婚式を挙げることができましたが、今年6月から入籍もできるようになりました。

DSC_8605a.JPG

ドイツでは日本のように紙一枚で、結婚すなわち入籍できるわけではありません。事前に役所でアポイントを取り、書類をそろえます。当日は職員が「富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も・・・」と話し、二人の結婚の意志を確かめます。それから指輪交換やサインをし、めでたく夫婦となります。この儀式は20分くらいです。その後、教会で結婚式をしたり、レストランで食事会となります。日本のような結婚式場はみかけません。

これまでもマリーエンブルク城では、教会の聖堂で結婚式をすることができました。2006年より毎年30組から40組のカップルが式を挙げたといいます。日本人も多く含まれているとか。それが今月からパッテンセン町の職員が城を訪れ、入籍もできるようになりました。緑の間という2階にある美しい部屋です。壁が緑色なのでこう呼ばれ、床はモザイク模様で、天井には豪華なシャンデリアが輝いています。残念ながら室内は撮影禁止で、写真を撮ることはできませんでしたが。

この城はハノーファー王朝のゲオルグ5世が妻のマリエのために建設し、1867年に完成しました。140もの部屋があり、中世のやり方に基づいて作られたのでたいそうな手間と時間とお金がかけられました。例えば図書館の本棚は一つの木から彫り起こされています。

DSC_8615a.JPG

今年は6月と9月の特定の日でしか入籍できませんが、来年は5月から9月まで随時できるそうです。なだらかな丘陵の上に位置し、周囲は森に囲まれとてもロマンチック。お城はもちろん見学もでき、ドイツ語ガイドまたは英語のオーディオガイド付きで6ユーロになります。

マリーエンブルク城の公式サイト(日本語)

http://www.schloss-marienburg.de/smbcms/fileadmin/shortversion/japan.pdf

マリーエンブルク城の公式サイト(ドイツ語)

http://www.schloss-marienburg.de/smbcms/

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。