カーニバルは、真剣勝負で飴集め

公開日 : 2013年02月10日
最終更新 :

9日の土曜日、カーニバルのお祭りがありました。約20の団体、2500人が市内3キロパレードをし、何万人もの人が見学に訪れました。パレードでは派手な衣装に身をつつんだ人たちが音楽に合わせて踊りながら行進します。お菓子を観衆に投げる山車もあり、ビールを配ったところは特に人気でした。パレードには、話題のクッキーモンスターの姿もちらほら見えました。

DSC_3602a.jpg

いつも感心するのは、人々がすごく熱心にお菓子を集めていること。グミや飴玉、ラムネ、ポップコーンなど、山車からばらばら降ってくるのですが、それを真剣に受け止めています。つばの広い帽子で受け止めたり、「こっちこっち」とアピールして自分の方に投げてもらったり。落ちた飴を、道路にはいつくばって拾っています。子どもが集めるのはかわいいですね。お菓子は人を幸せな気分にしてくれるし、甘いものがいっぱいあるのはうれしい。しかし、大人が「これぞ真剣勝負!」というような勢いで集めているのです。パレード見学には大きな袋が必須。お菓子がベビーカーに満載になっている人も見ました。

DSC_3598a.jpg

ドイツ人は無料のものが大好きなようです。ちょっとした景品をもらうのがすごくうれしい。粗大ごみが置いてあると持っていくのはもちろん、道路においてあるものはただでもって行ってもいいと思っている人も多いみたい。メッセなどイベントで無料のボールペンやメモ帳、お菓子をいくつもの紙袋に集めて回っている人もいます。客でもないのに「もらっていもいい?」と図々しくききにいく。すごいなあといつも感心します。ある洋品店が新規オープンしたとき、下着姿で並んだらズボンをプレゼントというキャンペーンをしましたが、そしたら本当に何十人もの男性が下着姿で道路に並んでいました。私は新聞で見たのですが、これが日本だったら、どうだったろうかと思いました。人口50万人の地方都市ですから、知り合いはあちこちにいるでしょうに。

しかしカーニバルのお菓子、あんなにたくさんどうするんだろう。たくさん集めると達成感が得られる、他の人に自慢する、知り合いの子どもにプレゼントする、一年分のおやつとして保存する・・・。いろいろ考えましたが、よくわかりません。

私も最初のころは、周りの雰囲気にのまれて集めていました。けれど飴はおいしくないし、グミもそんなに食べないので、結局集めなくなりました。今年の収穫は、飴3粒とポップコーン1袋。パレードを見学しながら食べ、満足しました。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。