ドイツの祝祭日
ドイツの祝祭日は、州によって異なります。
ハノーファーのあるニーダーザクセン州の祝祭日は年間11日。
私の住んでいるミンデンは、隣のノルトライン・ヴェストファーレン州で、祝祭日は年間合計13日。
そのため州境に位置しているミンデン住民の多くは、祝日が2日多い自分たちの州内に就職希望する人が多いのです。(表内緑部分)以下に2つの州の祝祭日をまとめてみました。
【日本とドイツ 祝祭日の違い】
日本にはドイツよりも多い年間17日の祝祭日があるのです。
しかも、振替休日という素敵な制度はドイツにはありません。
ところが大きな違いが一つ!
「ドイツの祝祭日は基本的に社会全体が動いていない」ということです。
日本では休みの日こそ稼ぎ時!とサービス業はとにかく集客に力をいれますが、ドイツの休みの日は、国民皆の休みの日。ミュージアム系は営業していることが多いですが、デパートやスーパーでの買い物はできません。市内で営業しているカフェは数える程度で、あとはガソリンスタンドに設置されているコンビニよりも品数の明らかに少ないKIOSK系店舗くらいです。どうしても外で食べたい!のであれば、祝祭日に、ここぞ!とばかりに稼ぐ外国人経営のケパブ屋や中華料理屋が開いています。
【ドイツの静かな日曜日!?】
ドイツでは、祝祭日の他に、なんと普段の日曜も同じような閑散とした状況に陥ります。
日曜といったら友達と買い物!恋人とデート!という生活を送ってきた日本人には、とっても違和感がありますよね。ここでの「日曜日」は、買い込んだ食材で普段より少しオシャレな料理をして家族でゆったり食事をしたり、お散歩に出かけたり、とにかくのんびり過ごして日頃の疲れを癒す日です。慣れてしまえば、「人間が人間らしくいられる社会だなぁ・・・」なんて思うようになります。
また、各都市の定める年に数回の日曜通常営業日がありますので、観光でハノーファーorミンデンにお越しの際は下記の日曜をめがけてお越しいただくと、よりお買い物やお食事が楽しめると思いますよ♪
2014年 日曜通常営業日
ハノーファー: 4/6、10/5、11/2、12/28
ミンデン: 5/25、9/28、11/2、12/14
※営業時間はお店によって異なる場合もありますが、目安は13:00-18:00です。
日曜のミンデンの様子。ゴーストタウンではありません。
日曜でも空いているトルコ人経営ケパブ屋のオススメDörüm
◎プチ嬉しい情報
ドイツ大手の銀行Sparkasseでは年末年始に無料で各都市の祝祭日の記載されているカレンダーやミニ手帳をもらえます。ここミンデンで入手できる地域の風景写真で作ったカレンダーはとても綺麗で毎年の密かな楽しみです。
また、驚くことにドイツのカレンダーは左上から左下に1.2.3.4.5と、不思議な表示方法の場合が多いのです。
月の名前は英語ととても似ています。その下のグレー部分の数字は各週に振り分けられた番号です。
例えば、「35週目の土曜日、結婚式だから予定空けといてね!」みたいに日付で言わずに使うことがあります。
それぞれの祝祭日にドイツの人々は誰とどこでどんな風にお祝いをするのか、
については今後記事にして行きたいと思いますのでお楽しみに!
1月お題"2014年 祝祭日"
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。