ひな祭りコンサート
ハノーファーは1983年から日本の広島市と姉妹友好提携を結んでおり、ドイツと日本の文化交流やイベントが
さかんです。先日4月2日、ハノーファー新市庁舎で、「ひな祭りコンサート」が行われました。
今回、ひな祭りを通して愛と和の心を世界へ広げる活動をされている「ひな祭り文化普及協會」と
ひな人形などの節句人形販売元である「株式会社 藤娘」の協力のもと、広島市の広島ハノーバー友好会から
ハノーファーにあるハノーバー広島友好会へ世界の平和を願って「平和雛」と名付けられた七段飾りの豪華な
ひな人形が贈られ、このイベントが開催されました。
(私は普段からドイツ語発音に沿って「ハノーファー」と記載していますが、日本語ではハノーバーとも表記されることがあります。
友好会の「ハノーバー」は固有名詞なのでそれに沿って記載しています)
左/ハノーファー新市庁舎
右/正面玄関を入ると広がる空間
【会場の様子】
日本人プロ演奏者による琴・三味線・尺八・琵琶の日本伝統音楽コンサートは、多くのドイツ人を魅了しました。
写真にも写っていますが、あまりの魅力で、中央通路を吸い寄せられるようにゆっくり前へ進んでいくドイツ人のおじさんもいました。
私は特に、日本人なら誰もが一度は聞いたことのある曲「春の海」の生演奏に、鳥肌が立つほど感動しました!
また、当日はたくさんの着物を着た日本人女性、浴衣を着たドイツの若い女の子達が来場し、イベントの雰囲気を盛り上げていました。(私はドイツの女の子に浴衣を着せるお手伝いをしました。半帯の結び方、覚えていて良かった!)
【平和雛】
こちらが、美しい平和雛。多くのドイツ人が感激して写真撮影していました。
雪洞(ぼんぼり)は海外でも簡単に使えるよう、電池式。
飾り道具のデザインは、外国人に喜ばれる金色の多いものをチョイスしてくださったとのことです。
私も飾り付けのお手伝いをしましたが、こんなに素敵で全て揃ったひな人形を見るのは人生で初めて!
雛壇を飾るのは大変でしたが、それ以上の感動と達成感がありました。
ひな祭りが一番伝えたいこと・・・
それは私たちがこの世に生まれて来た時、
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、
まわりの多くの人々に笑顔で迎えられ、
その真心から雛人形が贈られたと言うこと。
雛人形は、私の生命(いのち)への祈りであり、
"祝福のしるし"であることに気づかせてくれます。
(当日配られたパンフレット引用)
ひな祭り文化普及協會HP:ここをクリック
家族から離れて暮らしている私にはこの言葉がとても心にしみ、
改めて愛情たっぷりでここまで自分を育ててくれた家族に感謝しました。
そしてこんな素敵な機会に与えて下さったこのイベントに感謝です。
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