U-23アジア選手権2018、ベトナムが決勝進出すると町がこうなった!

公開日 : 2018年01月24日
最終更新 :
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サッカーU-23アジア選手権2018で、ベトナムがカタールを破り決勝進出へ!

ベトナム初の準決勝進出、そしてそれに勝利したことで決勝進出が決まり、ベトナムのサッカー史に新たな1ページが生まれた今夜(23日)、町が大騒ぎです。まるでワールドカップに優勝したよう⁈

異変を感じたのは午後5時過ぎ。

階下から歓声や太鼓を叩く賑やかな音が鳴り始め、近くにいたアメリカ人が「何事?」と地元の人に尋ねると「サッカーに勝ったみたい」と答えたのが耳に入ってきたことでした。「サッカーに勝ったことでこんなに大騒ぎするなんて、なんだか可愛い」と思っていたら、それは可愛いなんてものではないほどの盛り上がりに発展!

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部屋に戻って窓から見た風景に驚愕!

「どこから湧いて来たの?!」というくらい、おびただしい数のバイクが国旗を掲げて道路を埋め尽くし始まり・・・

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夜になるほどにバイクが増え、もう道はナショナルフラッグで真っ赤!歓声を上げ、家から持ち出した金物(金属製のたらい、ボウルなど)を両手に持ってカンカン鳴らし、ひたすら車やバイクを乗り回して街を大走行中です。

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私も思わず外へ出るとバイクの海!大きなベトナム国旗を渡されたので、「降るの?」と尋ねると、「そうだ、そうだ」というので、道の沿道で巨大フラッグをブンブン振り始めたら「100、100」(10万ドン約500円)と言われましたが、お財布を持っていなかったので旗は返しました。それでも笑顔。道で旗を振る人たちもとてもうれしそうです。

でも、何をしているかと言ってもバイクや車で走り回っているだけです。走り回って歓声を上げている。太鼓を叩いている。よくみると若者だけでなく、おじちゃんも、おばちゃんも、1台のバイクで家族全員4人乗り、赤ちゃん連れの若い夫婦もいます。富裕層は高級外国車にフラッグを付けて走行。とはいえ、道をルール通り走り、信号も守り、道は滞ることなく動き続けているので「暴走」ではなく、まるで、巨大水族館の回遊魚の群れを見るような、ただひたすらに走り回っている姿はなかなか爽快でした。

サッカーをこよなく愛するベトナム人が、このベトナムサッカーの歴史的瞬間を祝うため、家族や友達とバイクで夜中走り回る。それがなんとも微笑ましい。写真を撮る私に向かってグッドサイン、手を振る。こちらも手を振るとみんなが振り返す。国旗を掲げ、バイクに乗って街に出ることが祝福の表現とは、いかにもベトナムらしい。喜びをこんな形で市民が分かち合うとは。こんな光景は初めて見ました。帰宅して様々なニュースをチェックするとホーチミンも大騒ぎとなったよう。ハノイはホアンキエム湖、旧市街あたりが大変なにぎわいになっているようです。

決勝戦は1月27日(土)対ウズベキスタン戦

ベトナム時間午後3時にキックオフです。

市民は盛り上がる気満々!この日にベトナムの都市部にいらっしゃる方、もしベトナムが優勝したら(もしかしたら優勝しなくても)、町はバイクや車が大走行をする可能性がありますので、事故やトラブルに巻き込まれない様、十分にご注意くださいませ。

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その後、バイクは夜中の12:00を過ぎても走り続けていましたが、数はぐっと減り一部の若者だけが騒いでいるという雰囲気。喧噪を聞きながら夢うつつに浅い眠り、そして翌朝、早朝からバイクの騒音が聞こえて来たので「まだ、お祭り騒ぎ?」とカーテンを開けると、なんということはない。国旗は消え、通常の朝。仕事へ向かう人の波でした。昨夜、あんなに騒いでいても、ちゃんと早朝から元気に仕事へ向かうベトナム人の遊び方と朝の強さには頭が下がります。

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とりあえずU-23決勝進出おめでとう、ベトナム。

27日に期待します!

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