いよいよお正月、Tetの空気に包まれて街散歩☆2018年テト便り・最終便☆

公開日 : 2018年02月14日
最終更新 :
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▲ ホアンキエム湖と亀の塔

本日で最後のテト便りです。

旧正月で祝うベトナムのテト正月を前に街の有名スポットは清掃が進み、新しい花が植栽され、ハノイは美しさが増して明るいムードに。そんなテト直前のハノイの街風景をご紹介します。

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▲ ホーチミン廟

気温10度を下回る日もありますが、お天気が良ければ長い散策も良い季節です。ハノイの名所「ホーチミン廟」は巨大な桃の盆栽、お正月らしい赤や黄色の花が植栽され、お正月ムードが溢れてきました。エントランスの受付の人に聞くと、ホーチミン廟はテト元旦もオープンとのこと。込み合うかもしれませんが、中に入らずとも広場などを散策するのも見ごたえがあるので、ぜひおでかけを。

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▲ 一柱寺

ホーチミン廟に隣接する、裏手にある「一柱寺」も大切な見どころです。柱の上に小さなお寺が乗る貴重な形のお寺です。

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一柱寺横のお寺です。日頃は猫がいますが、この日は会うことができませんでした。境内はきれいに掃除され、とても清々しい空気と静けさが漂っていました。

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お堂の中は絢爛豪華!黄金の仏像に、大きな黄色いザボンのお供えがゴロゴロと。元旦は参拝客で込み合うかもしれませんが、是非訪れてみてください。

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▲ タンロン城遺跡

千年王都の跡地、世界遺産登録されるタンロン城遺跡もお正月飾りで華やかに。ヨーロッパなど様々な世界文化遺産と比較すると「物足りない」という声もある様で、その意見は理解できます。それでも個人的にとても好きな場所です。現在も発掘中ということもあり整備が完成されていませんが、ハノイの悠久の歴史が感じられ、地下に続く戦争時の司令本部跡などスリリングな遺構もある興味深い場所です。

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2018年テト休暇期間中は、本日2月14日~16日は閉園、17日以降は通常通り見学可能だそうです。ホーチミン廟からも徒歩圏内なので、ゆっくりと出かけてみては。

タンロン城からレーニン公園まで歩くのもよい散歩ルートです。社会主義国ならではのレーニンの像は感慨深いものがあります。

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▲ 文廟

文廟です。テト元旦は多くの人が参拝に訪れるのではないでしょうか。ベトナム最古の大学跡地でもあり、多くの学生が合格祈願に訪れるお寺です。その美しさも「ハノイ一」と地元の人たちからも愛されています。

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▲ チャンティエンプラザ

ホアンキエム湖エリアです。ハイエンドな百貨店チャンティエン・プラザもお正月カラーのデコレーションに染まりました。

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▲ リータイトー公園

結婚式のカップルでしょうか。リータイトー公園の像にお参りの様子です。赤いアオザイはベトナムの花嫁衣裳、とても美しいですね。テト当日は、アオザイを着る人たちもたくさんいらっしゃるかもしれません。

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▲ ホアンキエム湖

ホアンキエム湖もすっかりとお正月カラー。公園には赤と黄色の花の植栽、樹木は桃が植えられています。

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▲ ゴックソン祠(玉山祠)

ゴックソン祠(玉山祠)は、ホアンキエム湖北のほとりにあるお寺。神社の役割も持っています。明治維新以降、神仏分離政策によりお寺と神社が分かれた日本では見られない様式の寺社が、ベトナムには多く見られます。

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修復中だったゴックソン祠の鎮波亭もきれいになりました。湖に向かってそびえる姿はとても印象的。この日はライトアップの電飾を取り付けていました。テトでは美しいすがたを見せてくれそうです。

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▲ 鎮国寺、閉門後のライトアップ

ハノイの北、タイ湖エリアも「鎮国寺」「鎮武観(Đền Quán Thánh)」など美しいお寺があり散策に良いエリアです。

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日本のように華やかに凝らしたイルミネーションはありませんが、普段から灯りが薄く、夜は暗いハノイにとって、お正月ならではの美しいアーチのイルミネーションは貴重です。「魔除け」を意味する正月の花、桃をあしらったデザインがテトらしさを感じさせて、キンピカではない街に灯る素朴なイルミネーションが、妙に心に滲みる風景です。

いよいよ15日が大晦日、16日が元旦です。

この時期にハノイにいらっしゃる方は、どうぞゆったりと素敵なテトを、ハノイ時間をお過ごしください。

Tips:

⑴外出時はお店が開いていないことを想定して、飲み物やチョコレートバーなど、非常食的なスナックを持って歩くと便利かもしれません。

⑵カフェやレストランの休業を考え、トイレはホテル、神社など、見つけた時にこまめに済ませると良いでしょう。ティッシュの携帯も忘れずに。(ティッシュはトイレに流さないよう気を付けてください)

⑶気温は10度以下の日が続いたのちに、小春日和になるなど、寒暖差に変化がある状態です。温度調節ができる薄手の衣類を重ね着するような服装がベストです。高機能インナーが便利です。真冬日はダウンジャケットなど上着が必要、軽めのショールやスカーフも活用してみてください。

⑷テト休暇期間中はタクシーの数が減り、値段も高騰傾向にあるようです。移動を避けて、徒歩圏内でゆっくり過ごす、ホテルでのんびりとする、そんな過ごし方も良いかもしれません。散策を愉しむのであれば、歩きやすいスニーカーでお出かけを。

⑸人混みでは貴重品の管理に気を付けて歩いてください。通りすがりのバイクによるひったくりも発生しています。バッグは必ずバイクの通らない方で持つなど用心が必要です。

Photos & writing © Midori Nakagawa

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