【最終回】日常、今でも「キュンッ!」が終わらないハノイが好き

公開日 : 2018年05月28日
最終更新 :
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▲旧市街風景

約2年間のベトナム、ハノイとのご縁が終わり、ハノイ特派員ブログは本日最終回を迎えます。2016年11月に第一回目のブログ「日常、ただそれだけで胸がキュンッ!となるハノイの風景」をアップしてから本日まで、そのドキドキ感が変わることなく走り続けたハノイ生活でした。

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▲旧市街タ・ヒエン通り

私にとってベトナム、ハノイは、自分で計画を立て訪れる旅と違い、人に決められるままに来た街でした。偶然の出会いの土地です。それでも旅が好きなのでベトナム行への抵抗感はなく、未知なる風景や出会いへの期待に胸躍らせてノイバイ空港に降り立ったことを今でも覚えています。

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▲タイ湖にほど近い寺「鎮武観」日曜朝の風景

私は在住者ではないため、日本とベトナムを頻繁に行き来する生活の中で、間を開けることなくブログを書き続けるのはそれなりに苦労もありました。なんといっても成長が著しいハノイは、あっという間に街の風景が変わる、店もどんどん変わって行きます。高層ビルディングがグングンと背を伸ばし、空の風景まで変わってしまう。そんなハノイのスピードに追いつけず、書くタイミングを失い掲載できずに流れて行ったトピックも多々ありました。

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▲ホアンキエム湖ほとり「玉山祠」

それでもカメラを持って町に出かければ、一日歩くだけで10個はトピックが立てられる、そんな面白いものが数多くこの町にはありました。建設ラッシュの騒音、人混みの喧噪、バイクの洪水など混沌として刺激的な一面や、子供たちの真っすぐな瞳、限りなく地面に近いテーブルや椅子でゆっくりと麺を食べる人々、静けさが広がる古寺など素朴な日常のシーン、そして真夏の明るい陽射し、咲き誇る花々、雷雨の夜の閃光、湖など、自然が古都に溶け合う情緒ゆたかな独特の風景も魅力的でした。また、現地の人々との出会いも大切なものでした。人としての誠実な温かさ、ある時は粗野なほどの力強さ、またはゆるっとほどよいいい加減さ、そのようなエネルギーすべてに魅了されたのだと思います。

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▲旧市街

このブログの第一回目でお伝えした、「キュンッ!とする日常風景」。ちょっと文面に無理があるキャッチ―な言葉を盛り込むなど、「地球の歩き方特派員」をどう展開するか、手探りしながら幾分走り気味にスタートしたブログでした。にもかかわらず、最終回を迎えてもそのトキメキがずっと続いた、そんな魔力がこの町にはありました。だからいくら書いても苦にならなかった、楽しく書き続けられた、まだまだ書きたいことがあった、それがハノイという町でした。この場所との距離が離れてしまうのは残念ですが、今後はツーリストとしてハノイを訪れ、街の変化や成長をより楽しみにしていけたらと思います。

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▲コンカフェ

多くの読者の皆さまに支えられてブログを最後まで続けることができました。また、温かなコメントをくださった皆さまにも心より御礼申し上げます。私が書いた記事は個人の視点を通したものですが、記事を通じてこれからもハノイに興味を持ってくだされば幸いです。

ハノイという町がひとりでも多くの方によって語られ、それぞれの自由な視点で発信され続ける未来を切に願います。

いつかどこかで、いいえ、いつか「ハノイのどこかで」、皆さまとすれ違うことができますように。

ハノイにぜひ来てください。何度でも訪れてください。

ハノイで会いましょう!

仲河 みどり

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