帆船マストに登って海賊気分!?SSグレー​トブリテン号

公開日 : 2015年09月08日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子

南西イングランドの港湾都市ブリストルは、ロンドン・パディントン駅(↓)から電車で2時間ほど。工業も盛んでロールスロイス社の飛行機エンジンを作っていたり、ブリストル大学を中心にした学生の街でもあります。

br.jpg

現代アートの寵児デイミアン・ハーストや、グラフィティのバンクシーの出身地という側面も・・・。それに世界中で愛されている「ウォレスとグルミット」アニメ制作スタジオ、アードマン社の本拠地でもあるんですよ♪

br8.jpg

観光の見どころとしてはエイヴォン川のクリフトン渓谷にかかる吊り橋が、つとに有名。これは19世紀、イギリス産業革命後期に活躍した技師イサムバード・キングダム・ブルネルが設計しました。

br9.jpg

そしてブリストルでは、彼の設計した蒸気帆船「S.S.グレート・ブリテン号」が補修され、ミュージアムとして生まれ変わって人気を博しているのです。

br6.jpg

船の中は、当時の船室内が再現された内装になっていたり、ロウ人形や音響効果なども駆使してリアルに体験できるのが面白い!

br7.jpg

設計者のスーパー技師、ブルネル氏も入館者をお出迎えしてくれます。笑 

br3.jpg

そして・・・この船では「ゴー・アロフト!」という、マストに登れるアトラクションもあるんですよ~。私もウッカリ魔が差して登ってみたんですけど、、、はっきり申し上げて、むちゃくちゃ怖くて大変だったけれど、達成感もハンパないねっ!!!という、かなり特殊な体験でした。

br1.jpg

まずスタッフの方が、親切丁寧にハーネスや命綱の装着をご指導してくれます。適正な靴を履いてない人にはスニーカー貸与、髪の長い人には黒ゴムも貸与、そしてヘルメットは基本装備です。

br2.jpg

「は~い!じゃあ、まずはココに乗って」と船のヘリに立たされた時点で、もうドキドキ&心臓バクバク。当然ながら、その反対側の足元には水面が見えますので・・・。

br4.jpg

縄梯子を上るようなもので、一歩ずつ足をかける度にネット状のロープが、自分の体重とともにユラユラと揺れます。その感覚に慣れるまでは、すご~く怖かったのですが・・・「まあ命綱も付いてる事だし!大丈夫、大丈夫。何とかなるさ!」

br5.jpg

と覚悟を決めたら、甲板にいる人たちに向かって手を降る余裕(?)も生まれ、その頭上に見える黒っぽいプラットフォームまで到着する事ができましたよ♪ 足元ユラユラ感覚と遥か眼下は水面か甲板!というのを克服して上ったわけですから、降りるのはもうホントに簡単です。

この超フィジカルなアトラクション、冬季はお休み。2015年は3月28日~11月4日までです。ブリストルでの忘れがたい思い出になる事は保障しますので、チャレンジしてみては如何でしょう?!

(9月のお題:アクティビティ)

S.S.グレート・ブリテン号

Brunel's ss Great Britain

Great Western Dockyard

Bristol

BS1 6TY

Tel: 0117 926 0680

http://www.ssgreatbritain.org/

入館料 大人£14.00 子供(5歳~17歳)£8.00 4歳以下は無料

「ゴー・アロフト!」は別料金£10.00追加

(2015年9月現在)

筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。