ウェディング・ケーキのモデルになった教会「セント・ブライズ・チャーチ」

公開日 : 2016年06月07日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子

6月といえば、ジューン・ブライドですよね。実は私の知人にも今月お式を挙げるカップルがいるんですよ。末永くお幸せに~~♪という願いを込めて、今回はこちらの教会をご覧ください!

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それは「セント・ブライズ・チャーチ(聖なる花嫁の教会)」と呼ばれていて、この教会の塔はウェディング・ケーキの元ネタと言われているんです。

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場所はロンドンのフリート・ストリートという大通りから、ちょっと静かな脇道に入った所。ここには7世紀頃からサクソン人の礼拝所があったと推測され、長ーい歴史を誇ります。

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その後は何度か建て替えられて・・・先代の建物が1666年のロンドン大火で完全に消失した後、ロンドン中に沢山の教会を建設したクリストファー・レン卿が1675年に完成させました。

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で、この教会が何故ウェディング・ケーキと関係があるか?というと。或るパン屋で働いていたトーマス・リッチという青年が、雇い主の娘さんに求婚する際に、この教会タワーを模したデザインのケーキを作ったから!と伝えられているからです。それが1703年の事。

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それから300年以上が経った今でも、その形のウェディング・ケーキが世界中で継承されているんだもの。しがないパン職人だったトーマス・リッチ本人が聞いたら、本当に驚くでしょうね!!!

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実は私が訪ねた時は大々的に屋根などの修復工事中でしたけど、それでも公開したままだった事に二度ビックリ。最近ではメディア王ルパート・マードックとミック・ジャガーの元妻ジェリー・ホールが挙式した場所としても知られたし、人気のほどが窺えます。

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恋人やパートナーと一緒に来て愛を誓いあうのもロマンチックだけど、まだまだ将来の「その日」を夢見て立ち寄ってみるのも素敵じゃないかな~と思います♪

St. Bride's Church

Fleet Street, London EC4Y 8AU

電話: 020 7427 0133

URL: http://stbrides.com/

筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

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