テトの準備に街はそわそわ
ベトナムの旧正月テト(Tet)。毎年旧暦の1月1日がテトの元旦となり、2009年は新暦の1月26日がそれにあたります。ベトナム人にとっても最も待ち遠しく、最も大切な祝日で、新暦の正月などはほぼ平日気分。このテトこそが、ベトナム人にとっての本当の正月といえます。
そのためテトが近づくと、街は正月の買出しにいそしむ人々でいっぱい。街中に正月飾りに彩られ、華やかな雰囲気に包まれます。またこの時期は公園などに色鮮やかな花々を並べた花市や、書家たちが縁起の良い文字や詩を書いてくれる屋台がたったりもします。
花市には、テトの時期に飾られる黄梅(実際は別の種類)や金柑ほか、おめでたい花とされる菊、なぜかひまわりやドラゴンフルーツの鉢植えなども売られています
ちなみにベトナムでもお正月には目上のものから目下のものへ、お年玉「ムントゥオイ/Mung Tuoi(南部ではリーシー/Li Xi)」を渡す習慣があります。赤地に黄色や金色の文字やイラストが描かれたお年玉袋は見た目にもめでたさ満点。金額よりも、幸運を呼ぶラッキーマネーとしてもらうことに意味があるため、この時期にベトナムを訪れたなら、1万ドン〜5万ドンなど、好きな紙幣を入れ、旅のお礼として贈れば、きっと喜んでくれるはず。ぜひお試しあれ。
お年玉袋は種類も様々。小さなものは10枚入りで1万ドン程度〜
では、また次回。
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