迷ったときは、ひさしをチェック

公開日 : 2009年08月31日
最終更新 :

 日本国外へ出かけると、街歩きの際、住所の番地のシステムが違いから、道に迷うことがよくあります。そんなときにお役立ち?な話題を今回はひとつ。

 日本では一般的に、ブロック毎に町名や番地がつけられていますが、ベトナムの場合は道が基準。都市部では通り名と番地を組み合わせて住所が決められています。

例)

<日本の場合>

東京都新宿区新宿3-1-13

*東京都、新宿区の新宿3丁目、1番地13号

<ベトナムの場合>

135 Nguyen Hue, Q.1, HCMC

*ホーチミン市、1区のグエンフエ通り135番

*「Q.」は「Quan/区」の略

実物はこんな感じ

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 つまり、地図で場所を探すときは、目指す区の中で同じ名の通りを見つけることができれば、大体の位置まではつかめたということ。

*ただし区毎に、同じ名前の通りがある場合もあるため、区は必ずチェックしましょう

 住所は各家の玄関付近や店舗の看板、ひさしなどに、必ずといっていいほど書かれていて、日本よりも住所が簡単に見つかります。道に迷った場合は、店舗を探し、その店のひさしをチェックするのが最も早い現在位置の確認の仕方です。

 電話でタクシーを呼んだり、知り合いに現在地を知らせたり、そんなときも超簡単。ヘタな目印を探すより、すぐそばにある店の住所を伝えれば、正確に伝わります。

「道に迷ったときは、店のひさしを探せ!」

ベトナムへこられた際は、ぜひお忘れなく。

 またこれはベトナム全土、たいていの町で同様で、使われる通りの名も大体同じです。区より小さい単位として、「町」にあたる「P.」(フーン/Phuongの略)が入る時もありますが、ひとまず基本表記として「番地+通り名+区+都市名」と覚えておけば大丈夫です。

 ちなみに、通りが基準と書きましたが、その更に下層として、路地もあります。大通りから枝分かれした路地はホーチミン市などの南部では「ヘム/Hem」とよばれ、その先に網の目のように分かれる路地を更に分類する場合は、「/」で区切りが入れられます。

例)

Hem12/145, 135 Nguyen Hue, Q.1, HCMC

*ホーチミン市、1区のグエンフエ通り135番、12番路地内の145番

実物はこんな感じ

R0011447.jpg
R0011445.jpg

 なお、ベトナムの番地は通りに沿って順につけられていますが、通りをはさんで片側が奇数、もう一方が偶数番号となっています。住所が偶数ならば、通りの偶数側だけを順に追っていけばいいだけです。

R0011158.jpg

街で見つけたとある家の住所。ここまでくると、もうよくわかりません……。

 では、また次回。

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