絵葉書は、こちらから ~観光名所めぐり③~

公開日 : 2012年07月16日
最終更新 :

 今回はひさびさのホーチミン市の観光名所シリーズです。

 第2回のサイゴン大聖堂を見学する際、必ずといっていいほどセットにされる観光名所がこの中央郵便局。駅舎のような巨大な建物で、正面にはローマ神のメリクリウスの像、外壁にはフランスの著名人の名が記されたプレートが掲げられています。

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教会のナナメ横に位置し、併せての観光が便利。

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ひろびろとした局内。

 内部に入ると、ガラス張りのアーチ状の天井が広がる堂々としたたたずまい。1891年建設当時、フランスでブームとなっていた鉄骨構造を取り入れた建築で、パリのオルセー美術館を手本にしたと言われています。そんな中央郵便局の見どころ・使いどころは3つ。

 1つは、正面奥に飾られたホーチミン氏の肖像画、に興味がそそられますが、注目すべきは入口をはいって左右の壁にある地図。1892年当時のホーチミン市と、1936年当時、南ベトナムとカンボジアの電信網の巨大な地図が飾られています。地図を見ても正直よくわからない、という方も多いかと思いますが、なんとなく、古ぼけた雰囲気の地図をながめ往時を偲ぶだけでも、十分に見ごたえがあるのではないでしょうか。

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サイゴンの地図。

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南ベトナムとカンボジアの電信網。

 2つ目はお土産物屋。屋内中央と入り口左右の通路に、お土産物屋が並んでいます。ベタなお土産はさておいて、ここでの狙い目は、ズバリ絵葉書と切手。ベトナムの美しい風景が描かれた絵葉書が数多く並び、プロパガンダアートな雰囲気満載のベトナム独自の絵柄の切手も多数取り揃え。郵便局ですので、ここでそのまま日本の友人や家族にハガキを送ることもできます。また古切手や古紙幣のシートも売られており、各国の切手や紙幣の収集が趣味の方には、うれしいスポット間違いなしです。

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 そして3つ目は休憩所。入口をはいってすぐにベンチが置かれてあり、猛暑の中の観光のちょっとした休憩スポットとなっています。エアコンが効いているわけではありませんが、ひんやりとした空気でほっとひと息つくのにぴったり。各社のATMもおかれているので、お小遣いの調達にも便利です。

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各銀行のATMはシックな木製のボックス入り。実はこれ、以前は電話ボックスでした。

中央郵便局

2 Cong Xa Paris, Dist.1

では、また次回。

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