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ベトナム/ホーチミン特派員ブログ 稲葉 伊巧斗

ベトナム・ホーチミン特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年8月29日

古都フエの絢爛な宮廷を再現した老舗ベトナムレストラン「Quan Ngon 138」


古都フエの絢爛な宮廷を再現した老舗ベトナムレストラン「Quan Ngon 138」

新型コロナウイルスが猛威をふるっておりますが、事態が収束したら訪れてほしいおすすめのホーチミン市のレストランを紹介します。今回、私が紹介するのはホーチミン市1区のベトナムレストランQuan Ngon 138です。これまで新型コロナウイルスの感染拡大を抑えてきたベトナムでも2020年7月下旬から新型コロナウイルスの市中感染が再び広がりました。ベトナム政府の徹底した隔離措置によって、8月29日現在、私が住むホーチミン市では新型コロナウイルスの新規感染者の増加は止まっています。とはいえ、なるべく不要不急の外出は避けるようにしており、今回紹介するQuan Ngon 138を訪れたのは6月上旬です。2ヵ月以上前の情報であることを確認の上で本記事をお読みください。

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■Quan Ngon 138の基本情報
Quan Ngon 138は2001年にオープンした北部中部南部の伝統的ベトナム料理をバランスよく提供してくれる老舗ベトナムレストランです。お店の住所はホーチミン市の都心である1区の人気観光スポット、統一会堂のすぐそばにあります。Quan Ngon 138はベトナム中部の古都フエの宮廷を忠実に再現しており、ベトナムらしい雰囲気を味わえるとあって、外国人にも人気のレストランです。Quan Ngon 138を初めて訪れるなら、まずはランチタイムをおすすめします。お店のウェブサイトによると、ランチタイムの平均予算は、大人2名で30万ドン前後(ドリンクを1杯ずつ注文しても)と、かなりお得なのです。

■Quan Ngon 138
・住所: 138 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh
・営業時間: 11:00〜14:30、18:00〜22:30
・休業日: なし
・電話番号: (08) 38.279.666 or (08) 38257179
・URL: https://quanngon138.com/

■古都フエにあった阮王朝の宮廷を模した装飾が見事な店内
Quan Ngon 138は2階建てです。正面からみると入口はさほど広くなく、屋根瓦の門構えがどことなく日本の古民家風なので、イメージしていた宮廷風のレストランとはずいぶん異なりました。私が家族とともにQuan Ngon 138を訪れたのは土曜日の午後1時半頃でした。その時間帯は雨が激しく降っており、私たち以外にお客は1組だけでしたので1階の席に通されました。Quan Ngon 138に来るのは今回が3度目でしたが、初めて1階の席に座りました。お客が少ないのもあって、ついつい店内の装飾に目がいってしまいます。大理石の柱に飾られた魚の彫刻画、1階の吹き抜けスペースに鎮座する立派な象牙、きめ細やかかつ絢爛な彫刻が施された木造の梁など、ベトナムの歴史や美術・工芸品に興味がある人ならばそのどれもが興味をそそるはずです。ベトナム最後の王朝、阮王朝の当時の宮廷の優雅な暮らしぶりの一端が垣間見えました。隣の大国、中国からの影響は確かに大きいと思いますが、阮王朝の宮廷装飾のほうがもっとシックで落ち着いている印象を受けます。このように料理以外でも楽しめる要素があるという点もQuan Ngon 138の強みだと思います。

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■Quan Ngon 138 で注文した料理の紹介と個人的評価
続いて、料理のレポートです。今回私たち家族が注文したのは5品です。まず、Xôi Chiên thêmというソイ(もち米で作られたおこわ)のコロッケ。ひと皿に5つ入り。ほんのり甘みのある優しい味が特徴。残念ながら、写真を撮るのを忘れていました。ウェブサイトのメニューページには料理の写真も載っていますので、そちらをご覧ください。2品目は海鮮スープ。かにの風味がきいた少し濃い目の味つけがさらなる食欲を呼び起こします。3品目はゴイ(ベトナム風サラダ)の牛肉のせ。バインフォントム(ベトナム風えびせん)の上にゴイと牛肉をのせて一緒に食べます。香草やナッツの風味が口の中いっぱいに広がります。4品目はベトナム風麻婆豆腐。中華料理の麻婆豆腐のようにガツンとくる辛味はないし、肉も一切入っていませんが、不思議に味わい深く妻も私もスプーンが止まりませんでした。最後はシメの炒飯。大きめに切ったキュウリとトマトのスライスの盛りつけがうれしいです。以上の5品に追加でソイコロッケ(息子のお気に入り)と飲み物はチャダー(冷茶)2杯を注文し、お会計は49万ドン(約2450円)でした。前回、前々回は何を注文したのか、ずいぶん前のことですので覚えていませんが、Quan Ngon 138でハズレの料理に当たったことは一度もありません。今回も記録達成です。5品すべてがおいしかったです。

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■レストラン選びで困ったときはQuan Ngon 138
観光客の方に「ホーチミン市内でトラディショナルなベトナム料理をゆっくり堪能できるお店はどこですか」と聞かれたら、私なら自信を持ってQuan Ngon138をおすすめします。その理由は3つあります。第一の理由は立地が便利なことです。Quan Ngon138の向かいにはNam Kỳ Khởi Nghĩa通りを挟んで、ホーチミン市の観光スポットとしておなじみの統一会堂があります。さらに周辺にはベトナム戦争証跡博物館、サイゴン大聖堂、ホーチミン市博物館などもあり、観光と観光の合間にランチで立ち寄るのも便利です。Nam Kỳ Khởi Nghĩa通りは一方通行で道路幅も広いので、店前はタクシーも停車しやすいと思います。第二の理由は、ベトナムの宮廷の雰囲気が堪能できる店内です。ベトナムの歴史に関心のある人ならQuan Ngon138の店内を飾る調度品の数々は訪れてみる価値があると思います。第三の理由は、なんといっても料理のおいしさに尽きます。野菜をふんだんに使ったヘルシーなベトナム料理の数々は、外国人の味覚に合わせた味でもなく、同行したベトナム人の妻も太鼓判を押すおいしさでした。以上の3つの理由により、ホーチミン市でレストラン選びで困ったときにはQuan Ngon138に行くことをおすすめします。

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カテゴリー レストラン・料理・食材
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  • 特派員プロフィール
  • ホーチミン特派員

    ホーチミン特派員
    稲葉 伊巧斗
    ルポライター近藤紘一さんのベトナム関連の著作に影響を受け、ベトナム移住を思い立つ。2012年~2014年まで日本語教師としてハノイとホーチミンに赴任。帰国後、大学院修士課程、専門学校勤務を経て、2020年再びベトナムに移住。現在ホーチミン市内の大学にて講師として働きながら、ベトナム人の奥さんとともに子育てに追われる毎日を送っている。主にホーチミン市を中心にベトナム南部の魅力を歴史的背景もふまえて発信していきたい。 DISQUS ID @disqus_nKzpgmpqcx

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