もしわたしが山梨のお土産BOXを3,000円でつくるなら~酒の肴編

公開日 : 2019年05月29日
最終更新 :
筆者 : 水月
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山梨土産~酒の肴編ということで、選んでみました、お酒がすすむお土産の数々!

上の写真は、最近になって注目されるようになった「みみほうとう」です。富士川町にむかーしからある郷土料理なんですが、農機具の「箕(み)」に似たこの形から「福をすくう」と言われているんですよ。

スタンダードな「ほうとう」の紹介はこちら → 【山梨の郷土料理~うまいもんだよ南瓜のほうとう!】

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「みみほうとう」も入れて、迷いに迷って選んだのがこの6点です。(表示は税込み)

左から「みみほうとう」486円(3人前)志村製麺

「まぐろ甲州煮(生姜)」648円(160g)信玄亭

「ほうとうチップス辛みそ」324円(75g)桔梗屋

「瓶詰あわび肝煮」540円(60g)かいや

「信玄豚と鳴沢菜のそぼろ煮」540円(150g)藤二誠

「ピリ辛野沢菜」440円(120g)ヤマフジ

合計で、2,978円! 電卓片手に計算しながら厳選しました。

賞味期限は、開封しなければ2カ月先から1年先まで。さて。いただいてみましょう。

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「マグロの甲州煮」です。柚子バージョンもありましたが、生姜にしました。甲州ワインを使って甘辛く煮てあります。なぜ海のない山梨でまぐろ? と思われるかも知れませんが、山梨県人はまぐろが大好き。日本一の消費量なんですって。うーん。日本酒に合いますねえ。

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「ほうとうチップス辛みそ」には、やっぱりビールでしょう。

ほんとうのほうとうを揚げてあるんです。南瓜や人参も入っていました。辛くないのと辛みそと2種類あります。辛みそはスパイシーですが、辛味はやわらかでしっかりしたほうとうの歯ごたえがよく、どんどん食べられます。

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野沢菜っていうと信州のイメージが強いかも知れませんが、なんと信州で売られている野沢菜にも山梨県産のものがあるくらい山梨でも生産されているんですよ。

「ピリ辛野沢菜」は、これがけっこう辛かった。ところが、食べ始めると止まらない。ビールにも合いますねえ。酸味も好ましい味わいです。これは、お酒もすすむけど、ご飯もすすむなあ。

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ということで「信玄豚と鳴沢菜のそぼろ煮」は、白いご飯にのせて。美味い!

富士山の伏流水で育った鳴沢村の鳴沢菜は、野沢菜とも似ていますが、甘みがあるのが特徴です。山梨の大地で大切に育てられた信玄豚の濃い旨みも、ぜひ味わっていただきたいです。

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日本酒にぴったりなのは、なんといっても「あわびの肝煮」でしょう。ほろ苦い味わいがたまりません。むかーし駿河の海で獲れたあわびを煮て、それから馬で運んだそうですが、馬の背で揺られるうち煮貝はゆっくり味をしみ込ませて甲府へ着くころは最高の味に仕上がっていたとか。それで「あわびの煮貝」が海のない山梨県の名物になったというわけです。煮貝は高価なので、肝煮にしましたが、これが美味かった!

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〆は「みみほうとう」をビールでいただきました。豚バラ肉と南瓜、人参、大根、牛蒡、葱などを入れて味噌で煮込みました。普通のほうとうよりも茹で時間5分と短く、お手軽です。厚めのワンタンといった感じでしょうか。ほうとうは肉も野菜もたくさん食べられて、身体にもいいですよね。最近は、みみほうとうをパスタソースで和えたりいろいろな食べ方で楽しまれるようにもなっているそうです。

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JR甲府駅のひとつしかない改札を出て、すぐ左側にお土産屋さん『甲斐の味くらべ』があります。

いかがでしょう。山梨土産、気に入っていただけましたか。

葡萄や桃も、そしてワインも美味しいけれど、ほかにも美味しいものがいっぱいあるんですよ。

すべて、美しい山々から流れ出す澄んだ水があればこそです。

新宿から甲府までは特急あずさで1時間半。ふらり山梨へいらっしゃいませんか。

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山梨のおみやげ名産品『甲斐の味くらべ』

〒400-0031 山梨県甲府市丸の内一丁目1番8号

JR甲府駅改札口横

TEL:055(224)5461

営業時間 8:00~21:00 無休

地図をズームするには、Ctrl キーを押しながらスクロールしてください

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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