人気の山梨県北杜市"田舎暮らし"の楽しみ方~薪ストーブ

公開日 : 2019年12月22日
最終更新 :
筆者 : 水月
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早いもので、令和となった今年もあとわずか。

小春日和が続いた11月とは打って変わって、12月に入り北杜市では零下の朝が増えました。上の写真は雪化粧した八ヶ岳の最高峰赤岳です。山々が美しく見えるこれからの季節は、寒さも厳しくなっていきます。

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こちらは、南アルプス連峰。雄大ですねえ。

さて。その寒~い季節、田舎暮らしならではのお楽しみをご紹介します。薪ストーブです。

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火のある暮らしっていいですよね~♩

火を見るとホッとしたり癒されたりするのは、生活のなかに常に火が重要な役割をしていた古代のDNAが人間のなかに残っているからだともいわれていますね。

環境にもいいといいます。木を燃やすのは、自然の循環のひとつなのだそうです。

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我が家の薪ストーブは、ハースストーンというメーカーのものです。石造りで暖炉を思わせる雰囲気で気に入っています。

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ストーブの上でくるくる回っているのは、温風器です。ストーブの熱を感知して回るタイプでエコなんですよ。

薪ストーブは、たいてい家にひとつ置くものなので、熱効率をよくすることが大切になってきます。我が家も2階の吹き抜けの下に設置したので、試行錯誤を繰り返しました。2階の子ども部屋は暖かいのに、肝心のリビングが暖まらない! じつは一段低くなっていた薪ストーブスペースを床と同じ位置に上げました。

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さて。薪を燃やすには、当然ですが薪が必要になります。庭に作った薪小屋です。

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我が家は傾斜地なので北側の軒下も、すべて薪置き場になっています。

切ったばかりの生木は水分が多く燃やせないので、2~3年寝かせて乾かしています。

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焚きつけの小枝も必要です。これは猫柳を剪定するというご近所の方にいただいた枝。この猫柳、ストーブに入れる前に手で折るんですが、そのときハーブのように香るんです。そんなことも、薪ストーブの暮らしの楽しみのひとつです。

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その薪の調達が、大仕事です。夫は知り合いに声をかけ、切っていいといわれれば山にチェーンソーを持って切り出しにも行きます。

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そして薪割り。油圧式のこの薪割り機は、ご近所の方6軒で共同購入しました。メールでやりとりして、使った人が次に誰かが使うまで保管するとか、ほかの人には貸さないとか、ルールを作って使っています

(写真は許可を得て掲載しています)。

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油圧式の薪割り機は、ゆっくり動くので安全性が高いんです。パワフルで、大きく堅い丸太もたいていは割ることができます。

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そして毎年欠かせないのが、煙突掃除です。1年に1回が通常でしょうか。でも薪の質や燃え方などで煙突が詰まったときにはその都度必要になってきます。

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煙突の長さを掃除できる長ーいブラシも必要ですが、薪ストーブ屋さんに煙突掃除を依頼することもできるようです。

我が家が薪ストーブを設置した頃、20年前には松などの針葉樹はヤニで煙突が詰まるから燃やせないというのがスタンダードだったんですが、最近の薪ストーブは針葉樹を燃やせるタイプのものも出回っているそうです。これから薪ストーブを選ぶ方は、薪の調達やその辺りも考えて選ぶといいと思います。

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我が家の煙突です。家を建てる前に娘が「サンタさんが入れるような煙突が欲しい」と言ったんですが、サンタさん入れるかな? 何度か、野鳥が入ってきて大騒ぎになり、煙突の上には網をかぶせています。野鳥さんたち、ぶじ救出し飛んでいきましたが(笑)

いかがですか。

薪ストーブのある暮らし、イメージできたでしょうか。

そうそう。薪ストーブは、3度暖まるといわれているんですよ。

割って暖まり、運んで暖まり、焚いて暖まる。

ちょっとすてきじゃないですか。

薪を燃やす暮らし、始めてみませんか?

ということで、今年もありがとうございました。

みなさま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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