睡蓮が見頃を迎えました!美しい庭園を歩く~里山の自然に包まれた「常牧山 浄居寺」
こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。
連なる茅ヶ岳と金ヶ岳のふもと、里山にたたずむ山梨県北杜市明野町の臨済宗妙心寺派「常牧山 浄居寺(じょうぼくざん じょうこじ)」の睡蓮咲く庭園を紹介します。とっても素敵な庭園なんですよ。
「浄居寺」は日本屈指の作庭家夢窓疎石(むそうそせき)が開山した山梨市牧丘町の「浄居寺」と深い繋がりがあり、尾根筋にはさまれた谷あいの地の利を活かした庭は、自然の景観を活かしつつ石組などによって境地を重んじる禅の本質を表現しようとした夢窓疎石の遺風を感じさせるものとなっています。
庭園は「池泉鑑賞式」で本堂からの眺望を中心に作られていて、池は「心」の文字をかたどった「心字池」。拝観寺ではありませんが、庭園は自由に歩くことができます。
7月に入りちょうど今、睡蓮が見頃を迎えています。毎年6月の中旬から咲き始め、見頃は8月末くらいまでだそうです。花が開くのは午前9時頃から午後3時頃まで。夕方から夜の間は、眠るように花を閉じているんですね。
水面に、ゆったりと浮かぶ睡蓮の花。
2種類の睡蓮が咲いています。
江戸時代に作られた用水路「朝穂堰(あさほせぎ)」から流れてくる水は清く澄んでいて、近隣では6月にはホタルが見られます。水がきれいだからこそ、睡蓮が美しく咲くんですね。
「心字池」の背景となる森を歩くと、涼やかな風を感じることができました。ヤマユリのつぼみも揺れていて、季節ごとの花々を楽しめる庭園なのだなあと思いました。
ご本尊「十一面観世音」の御朱印(300円)をいただきました。春限定で、桜の和紙にかいた御朱印もいただけます。
「浄居寺」をあとにすると、梅雨明けの南アルプス連峰が目の前に広がっていました。
8月いっぱいまで、水面に咲きこぼれる睡蓮の花を楽しめます。里山の自然に包まれた隠れた名園を、ゆっくりと歩いてみませんか。
■常牧山 浄居寺(じょうぼくざん じょうこじ)
・住所: 山梨県北杜市明野町浅尾新田132
・電話番号: 0551-25-2142
・Instagram: 臨済宗 妙心寺派 浄居寺 ・ジョウコジ
筆者
山梨特派員
水月
2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。
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