学問の神様~山縣大弐を祀る「山縣神社」伊勢神宮の古材を譲り受けた拝殿にお参りしました

公開日 : 2022年09月18日
最終更新 :
筆者 : 水月
IMG_3889.JPG

こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。

山梨県甲斐市「山縣(やまがた)神社」へ行ってきました。武田の名将山縣三郎兵衛昌景の後裔である江戸中期の大学者「山縣大弐」を祀り、大正10年(1921年)に創建された神社です。

IMG_3925.JPG

鳥居をくぐると右手に、大きな石を使った手水舎が。味わいがありますね。

この手水舎は、国の登録有形文化財になっています。コロナ対策でしょうか。縄が張られていたので、手を洗わずに奥へと進みました。

IMG_3901.JPG

周囲には住宅が広がる場所にありますが、境内を歩くと森のなかにいるようなしんとした静けさを感じます。

IMG_3913.JPG

立派な拝殿ですね。二拝二拍手をしてお祈りし、深くお辞儀をしました。

銅板葺の切妻造の屋根は伊勢神宮の神明造をもとにしていて、石畳の床との組み合わせた独特なデザインとなっています。拝殿に附属する幣殿には、第60回式年遷宮の折に伊勢神宮より譲り受けた古材が使われているそうです。その拝殿は、本殿ともに国の登録有形文化財になっているんですよ。

IMG_3923.JPG

拝殿の奥、本殿です。

IMG_3941.JPG

社務所で、御朱印(300円)をいただきました。

境内には、合格祈願や学業成就の絵馬が、揺れていました。

毎年秋分の日には、江戸時代、民主主義の先駆けとなる思想を唱えた甲斐市出身の大学者「山縣大弐」を偲んで「大弐学問祭」が行われています。

今年2022年9月23日(金)秋分の日には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、諸行事を大幅縮小して、学問成就祈願の神事と神楽奉納のみを行う予定です。

IMG_3908.JPG

拝殿右手には「山縣大弐の像」が、背筋をぴんと伸ばしすっくと立っています。境内にはお墓もあり、手を合わせてきました。医学、天文学、兵学、政治、経済などあらゆる学問に精通し、民主主義の先駆けとして吉田松陰ほか多くの人に影響を与えた大学者だそうです。

ぜひ一度訪れて山県大弐の足跡に触れ、国の登録有形文化財である建物をゆっくりと見ていただきたい由緒ある神社です。

********************

■山縣神社

・住所: 山梨県甲斐市篠原190

・山梨の歴史を旅するサイトURL: 山縣神社

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。