世紀の天体SHOW!香港の皆既日食

公開日 : 2009年07月22日
最終更新 :
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↑香港の日食写真。同僚の友人からご提供。

本日7月22日は「500年に1度」と言われる世紀の天体ショー・皆既日食がありました。香港では部分日食でしたが、それでも80%近く太陽が欠けるのが目視でき、周辺もまっ暗くはならなかったですが、うっすらと日差しが陰ったのがはっきりと分かりました。香港時間の午前8時15分頃から太陽が欠け始め、9時26分で最大80%以上が月の影に隠れました。

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実は全日食が観測できる日本や中国・上海周辺地域と違い、香港では部分日食だったためか、事前の盛り上がりはさほどでもなく、日本のニュースですごい盛り上がりようを「へー」という感じで眺めていたのです。新聞の報道も2日前くらいからやっと特集を組む程度。全日食が観測できる中国大陸ではウェブ特集ページなんかも設けてけっこうな盛り上がりだったようですが、香港では実はそれほど盛り上がってもいなかったのです。

ところがいざふたを開けてみると、日食が始まった8時半あたりから社内中が騒然!「誰か専用グラスをもってないのか〜!」と大騒ぎになりました。なんてったって500年に1度ですからねー。生きて次の機会はない!と思うと「やっぱり見とくべきかな」とみんなして思ったようで。。。(といっても部分日食ならまた観測できる可能性はあるのですが)

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チムサーチョイにある香港太空館では本日早朝から、日食観測のため施設を開放していたのですが、午前8時時点で600人が行列するフィーバーぶり、結局1000人以上が押し掛ける盛況だったということです。また観測に適していた北部地域の一部学校が一般市民に屋上を開放しました。

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で、私本人がとった写真が上記のもの。カメラの性能か本人の腕のせいかは不明ですが輪郭がぼやけています。でも太陽が欠けてるのはわかりますでしょうか?

実は専用レンズを持参してる人が隣の会社に一人だけいて、お借りしてみたのですが、1枚目の写真のようにはっきりくっきりと見えました。

ですが、この写真でかざしているのは……あまり言いたくありませんが、昨年の健康診断でもらった私のレントゲン写真の端っこを切ったものです(汗)

代用できる、と読んだので半信半疑でやってみたのですが、これが意外によく見えた!

大人気で、部署から部署へ渡されていました。。。

日食をじかに目撃したのはこれが初めてですが、宇宙の不思議の一端に触れたような気がして、とてもとても感動しました。将来、また機会があったら絶対に観測しよう!と心に誓いました。

そのときはちゃんと専用のグラスを入手しようと思います。はい。

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