香港人はスープが命!

公開日 : 2009年08月19日
最終更新 :
DSCN4570.JPG

以前「芸能人は歯が命!」というCMがありましたが、香港人にとっては「スープが命!」

日本人にはお味噌汁、香港人には「広東風スープ」。自宅で何時間もかけて肉や野菜や漢方の材料などを入れて煮込んだスープは香港の「おふくろの味」。

その日の体調に合ったスープや、季節の野菜などを何時間もコトコト煮て、栄養が染み出したスープは香港人にとって単なる「汁物」としてのスープではなく「体に良いもの」なのだそうです。どんな薬より「スープ」が体にいい!といいます。

お昼のお弁当にもスープを欠かさず持ってくる人がたくさんいるんですよ。(会社のキッチンの冷蔵庫を開けたらお弁当箱とスープの筒だらけだったことも)

日本人は自宅から水筒にお味噌汁を詰めて持って行く…ってあまり聞かないですよね。

DSCN4504.JPG

しかし忙しい現代人、平日に何時間もスープなんて煮込んでる暇はありません。子供がいて住み込みのお手伝いさんがいる(香港家庭ではごく一般的)とか、自宅に両親と同居してる以外の人はどうしているのでしょうか?

それは「デパ地下」ならぬ「駅地下」!

主要な地下鉄駅の「駅地下」ショップには必ずといっていいほど「スープ専門スタンド」の店舗があります。自分のその日の体調に合う効能のスープを選んで(あるいは単に好みの味を)、腰に手を当て仁王立ちし、一気飲み!…したりはしませんが、よく熱々のスープをその場でがーっと飲んでいる姿を見かけます。

DSCN4571.JPG

またスープ専門スタンドは大体漢方系の健康飲料なども一緒に扱っているので、夏バテした、風邪を引いた、胃腸の調子が悪い、など病院にいくほどでもないが、やや体調が悪い、という時に香港人はよく漢方飲料を買って飲んでいます。

私は湿疹に悩まされていたので体の熱気をとる「亀ゼリー」も食べました。

HKD40、結構いいお値段でした。

またスープ専門のデリバリー業者もいて、ネットやファックスで注文するとオフィスまで保温瓶で持ってきてくれます。スープの種類にもよりますが価格はHKD30〜40、日本円で400円から500円/1本といったところでしょうか。

香港人の命の水、広東風スープ。材料の数だけあるというレシピをぜひ試してみてください。お気に入りの「マイスープ」が見つかるかも?

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。