300もの映画が見られる香港国際映画祭
香港は産業的に言えばサービス産業、業種的には不動産、金融が中心なのでメイド・イン・ホンコンという意味であれば世界に誇れるものはあまり多くありません。そんな中、世界的に評価されているものがあります。それは映画です。
ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの映画
わずか人口700万の香港が世界に通用する映画を作れるというのはすごいことです。"ハリウッドで通用する映画"、"世界で通用する俳優"を輩出できる理由はいろいろあります。これを書くと非常に長くなるので別の機会に書きたいと思いますが、英語が公用語であったので世界を相手にビジネスをするとき、英語を母国語としない国々より容易に交渉ができたことがあります。
毎年3月下旬に始まる香港国際映画祭では、世界の映画がたくさんみられるほか、映画の商談会なども開かれています。この光景をみると香港映画は映画関係者をひきつける磁力を持ちあせていることがわかります。
松山ケンイチの『家路』も公開されます。
肝心の映画祭ですが、3月24日から4月7日までの開催期間中に香港に遊びに来ることができましたら、チケットを購入すれば誰でも映画を楽しむことが可能です。今年は世界56カ国・地域から300もの映画が上映されます。ワールドプレミアが11、国際プレミアが9、アジアプレミアが68もあるので、映画好きにはたまりません。上映会の後には俳優や監督との懇談会などが設けられているものもあります。値段は100、75、65、45ドルの4種類。複数回見られたり、優先的に見られるパス(5000、3000ドル)の販売もされています。
サイクリスト、ランス・アームストロングのドキュメンタリー・フィルム
あまりに作品が多いのでどれがお勧めとはいいませんが、プレミアの冠がついたのは見る価値が高い映画だと思います。下記が映画祭のリンクです。どんな映画が上映されるのかチェックしてみてください。
http://www.hkiff.org.hk/eng/main.html
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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