300もの映画が見られる香港国際映画祭

公開日 : 2014年03月26日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港は産業的に言えばサービス産業、業種的には不動産、金融が中心なのでメイド・イン・ホンコンという意味であれば世界に誇れるものはあまり多くありません。そんな中、世界的に評価されているものがあります。それは映画です。

001 Yves Saint Laurent.jpg

ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの映画

わずか人口700万の香港が世界に通用する映画を作れるというのはすごいことです。"ハリウッドで通用する映画"、"世界で通用する俳優"を輩出できる理由はいろいろあります。これを書くと非常に長くなるので別の機会に書きたいと思いますが、英語が公用語であったので世界を相手にビジネスをするとき、英語を母国語としない国々より容易に交渉ができたことがあります。

毎年3月下旬に始まる香港国際映画祭では、世界の映画がたくさんみられるほか、映画の商談会なども開かれています。この光景をみると香港映画は映画関係者をひきつける磁力を持ちあせていることがわかります。

002 Homeland.jpg

松山ケンイチの『家路』も公開されます。

肝心の映画祭ですが、3月24日から4月7日までの開催期間中に香港に遊びに来ることができましたら、チケットを購入すれば誰でも映画を楽しむことが可能です。今年は世界56カ国・地域から300もの映画が上映されます。ワールドプレミアが11、国際プレミアが9、アジアプレミアが68もあるので、映画好きにはたまりません。上映会の後には俳優や監督との懇談会などが設けられているものもあります。値段は100、75、65、45ドルの4種類。複数回見られたり、優先的に見られるパス(5000、3000ドル)の販売もされています。

003 the_armstrong_lie.jpg

サイクリスト、ランス・アームストロングのドキュメンタリー・フィルム

あまりに作品が多いのでどれがお勧めとはいいませんが、プレミアの冠がついたのは見る価値が高い映画だと思います。下記が映画祭のリンクです。どんな映画が上映されるのかチェックしてみてください。

http://www.hkiff.org.hk/eng/main.html

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。