(安全情報)「セントラル占拠」について その3

公開日 : 2014年12月13日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

以前、「占領中環 Occupy Central」について2度ほど書いてきましたが、12月11日、香港警察はデモ隊の本拠地である金鐘(Admiralty)で強制排除を行いました。デモ隊の大きな抵抗もなく排除が終わり、当日夜には道路が開通。翌日には通常の道路に戻りました。残りは香港最大の買い物街の1つ、銅鑼湾(Causeway Bay)にデモ隊がありますが、規模が小さいため事実上、占領は終わりました。

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バリケードを除去する様子

また、香港警察は12月16日早朝に銅鑼湾地区の強制排除を行う予定だとアナウンスしています。こちらも大きな抵抗はないと予想されるため、排除が終われば香港の交通はすべて通常通りに戻ります。

003 CWB last place of protest.jpg

銅鑼湾地区の様子

真の普通選挙を求める学生の中の強硬派が再び占拠する動きをしないともいえなくもないですが、香港市民の世論が占領反対とする意見が多く行動はしにくい状況です。日本から香港に来る方は、例年通りのクリスマスを楽しめると思います。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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