金田中で働いていた料理人が調理する稲庭うどん

公開日 : 2015年01月18日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

 手延べ製法の干しうどんとして有名な秋田県の「稲庭うどん」が香港にもあることご存知でしょうか? 中華を食べ過ぎて日本食が恋しくなった観光客の方、すでに香港に何度もきていて食にこだわらないリピーターの方にぴったりかと思います。

 エグゼクティブシェフの鄭永春さんは香港人ですが、16歳のときあの「金田中」に入り日本の料理人と同じく洗い場からスタートしています。香港人ですが、日本食一筋でもちろん日本語も話せる筋金入りの日本食の料理人です。稲庭うどんの製造工程はすべて手作業なので太さは当然微妙に違います。鄭シェフは、その太さをみて茹でる時間を微妙に変えているほか、水が日本とは違うということで浄水器をつかい日本と同じ味になるようにしています。しょうゆは自家製で3ヶ月寝かしたものを使うなど徹底しています。

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「せいろ」はベーシックなメニューですが、味にはずれのない安定した料理ともいえます

 一番ベーシックな「せいろ」(98ドル)はしょうゆたれと胡麻だれの2種類がついてきます。冷たい水でしっかりと締めているのでしこしことした歯ごたえがあり、かつつるつるしていて食べやすいです。2種類のたれは完全にお好みです。「牛カレー」(128ドル)はわかりやすくいえばカレーうどん。牛肉もやわらかく、上品な味に仕上がっています。今、このように記事で日本語でメニューを書きましたが、ここはのメニュー表は日本語が一番上で、次に中国語、その下に英語のメニューとなっていますので、オーダーも安心ですね。

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「牛カレー」は個人的はせいろよりもおすすめ

 また、鄭シェフは金田中出身ということもあり、うどんの店ですが、刺身や一品料理、鉄板焼きも用意しており、どの料理にも手抜きがありません。加えて、レストランはビルの30階にあり270度ガラス張り。夜景を含めた香港の美しい景色を堪能できます。香港にいるから絶対に中華料理という固定観念ではなくせっかくの旅行なので日本食が食べたくなったらこういった場所で味を楽しむのも良いかと思います。

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雰囲気も良い店内

★稲庭うどん・鍋・鉄板焼(湾仔店)

所在地:30/F., The Hennessy, 256 Hennessy Road, Wan Chai, Hong Kong

電話:2886 9055

営業時間:ランチ12:00~15:30、ディナー18:00~23:30

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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