「Dragonfly」。アシュレー・サットンによるデザインの幻想的なバーが再び

公開日 : 2018年09月14日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港のバーの世界において、オーストラリア出身でバンコク在住のインテリアデザイナーAshley Suttonという名前はすっかり浸透しています。今回の2018年8月下旬にオープンした「Dragonfly」は、「Ophelia」、「J. Boroski」、「The Iron Fairies」、「Yojimbo」、「Dear Lily」に続く6店舗目の彼がデザインしたバーです。(写真提供:Dining Concept、Sinclair)

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今回の店は、2018年5月29日に荷李活道(Hollywood Road)にある旧中環警察署(舊中区警署)などの跡地を文化複合施設として改修してオープンした「大館(Tai Kwun)」の中にあります。店はボヘミアン調のバーラウンジになっていて、19世紀のアール・ヌーヴォーを意識した内装になっています。ジュエリーのティファニーの創業者チャールズ・ルイス・ティファニーの息子、ルイス・カムフォート・ティファニーはアメリカにおけるアール・ヌーヴォーの芸術家として知られていて、現在のステンドグラスのデザイン、色、製法に大きな影響を与えたことでも知られていますが、そう言うところからもヒントを得ています。

インテリアを実際に見ると、人とトンボが融合した巨大オブジェ、鉄でできた500個を超える小さなトンボが店のいたるところにいます。天井を見上げれば黄色のトンボが絵が描かれたターコイズ色でかつランタンを意識した照明が所せましとあるなど、この店もこれまでのバー同様に客を魅了するデザインになっています。

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バーですから、多彩なアルコールが用意されていますが、やはりカクテルがバーの主役です。例えば、「Madam Marie」(140 ドル)はウォッカベースにレモン、トマトジュースなどを加え、なんとオイスターが乗るという不思議なカクテルです。「Monet's Teapot」(208ドル)はジン、日本酒、アップルリキュールなどが入ったカクテルで、画家のモネの家の庭をイメージしています。

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Madam Marie

料理はお酒にあうおつまみ的なメニューが揃っていて、例えば、下の写真の「Cecina" Air Dried Beef Ham, Mustard Sauce, Crostini's」(158ドル)はハム、クロスティーニにマスタードソースがかかったものです。

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香港は食の都ですが、"酒の都"でもあるので「Dragonfly」で非日常的な空間を楽しんでください。

★Dragonfly

所在地:Shop 10 - G1, Tai Kwun, 10 Hollywood Road, Central, Hong Kong(MTR中環(Central)駅D2出口から徒歩10分)

電話:2777 2633

営業時間: 17:00~深夜

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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