香港デモ現場についての注意事項
デモが続く香港ですが、11月11日に日本人がデモ隊と絡んでケガをするという事件が起きました。ケガをした日本人はデモ隊を撮影していたようです。人工知能(AI)が発達して顔認証技術が進化したため、警察は後日逮捕に踏み切ることが可能ですので、デモ隊はマスクやゴーグルをして自分の顔が分からないようにしています。よって、第三者に顔を撮影されるとどこかのSNSなどにアップされて逮捕されるのではないかと危惧しているので、撮影を嫌がります。そのことを理解せずに撮影をしたと思われます。
言葉による誤解があって暴行にまで至ったようですが、デモ隊も後日、しっかりと身分確認もせずに暴行してしまいすみませんでした...と謝罪しています。いずれにしろ、デモ隊を撮影するのはマスメディアの人間でさえも気を使っている点なので、デモ隊を撮影するのは控えてください。
また、東京農業大学の学生が11月17日に、デモ隊と警察が激しい衝突を繰り返した香港理工大学で拘束されています。彼は何もしていませんが、現場にいたことが影響して警察に拘束されています。現場にいると、カオス状態になる時があります。現場にむやみにいくと、何もしていなくても今回のようなことが起きる可能性が出てきますので、デモ現場に行くのは控えたほうがいいと思います。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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