香港政府、矢継ぎ早のコロナウイルス対策を実施

公開日 : 2020年07月26日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港は2020年7月に入ってから感染拡大が止まらないためどんどん対策を打ってきていますが、さらに厳しい措置を発表しました。

外国から戻ってきた香港居民は14日間の強制検疫を受けなければならないのですが、9月18日までだったが2020年12月31日まで延長されることになりました。また、台湾、マカオ、中国からの入境する場合も14日間の強制隔離をしないといけません。こちらも8月7日から9月7日まで延長されることになりました。

マスクですが、公共交通機関(地下鉄、タクシー、バス、トラム、軽鉄道など)に乗車する場合、マスクの着用が義務づけられていましたが、7月28日から8月5日まで延長されることが決まりました。また、公共の屋内施設(ショッピングモール、スーパーマーケットなど)、バスターミナルやバス停などでマスクを着けなければならなくなりました。8月5日まで適用されます。

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検査を行う亜洲國際博覧館

感染者増加で隔離施設の拡充が重要になってきています。これまでは、遅くに香港国際空港到着した場合、諸手続き終了後、亜洲國際博覧館(Asia World-Expo)で検査が行われるのですが、結果が深夜にずれ込むケースが出てきたので、香港政府は啓徳(Kai Tak)という場所にある富豪東方酒店(Regal Oriental Hotel)を政府が借り上げて、そこで1泊してもらいました。感染者が増えてこともあり、荃湾(Tsuen Wan)にある絲麗酒店(Silka Tsuen Wan)と觀塘(Kwun Tong)にある帝盛酒店(Dorsett Kwun Tong)も借り上げて、計3つのホテルを利用する体制にします。また、亜洲國際博覧館を一部改装して隔離施設とするようです。

香港ディズニーランド近くの竹篙湾(Penny's Bay)に建設中の専用隔離施設が完成して7月19日から800戸が供用を開始して、9月末には700戸が追加で稼働する予定になっています。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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