香港でも2月26日からワクチンの接種が始まります!

公開日 : 2021年02月24日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

日本では2021年2月17日からファイザー製のコロナウイルスのワクチンの接種が始まりましたが、香港でも政府が「科興控股生物技術(Sinovac Biotech)」という北京に本社を置く会社が開発したワクチンを緊急承認。2月26日から接種が始まることになりました。

Offloading.JPG

香港国際空港に届いたワクチン(写真提供:キャセイパシフィック航空)

すべて無料で適用年齢は18歳以上で、2回の接種が必要で1回目と2回目の間は28日間の間隔を置かなければいけません。1回当たり0.5ミリリットルの筋肉注射です。接種は日本と同様に医療従事者から始まります。60歳以上、老人ホーム・障がい者ケアホームの入居者とスタッフ、公共サービスの維持に必要な公務員、境界超える運送業者と出入境関係者が優先的に受けられます。接種場所は香港内29ヵ所にある社區疫苗接種中心(Community Vaccination Centres)、医院管理局(Hospital Authority)管理下にある普通科、1500ヵ所にある診療所、老人ホームなどの4つです。

予約は23日から始まっていて、専用アプリか専用ウェブサイトで行います。サイトに行って名前、生年月日、ID番号を登録。そのあと、1回目の接種場所と時間と2回目の場所だけ決めます。予約を完了すると政府からスマホに予約についての通知が届きます。あとは、現場にいって所定の手続きを行ってワクチンを打ちます。ワクチンを打ったあと、医療関係者から1回目を打ったという記録した紙をもらいます。これは2回目の接種に必要なものです。あとは副反応をみるため別室で30分待機して、何もなければ2回目の時間を予約をして終わりとなります。2回目は1回目とほぼ同じプロセスを取ります。

香港政府はほかにも、上海の復星医薬(Fosun Pharma)とドイツのビオンテックとイギリスのアストラゼネカとオックスフォードが開発したワクチンとも契約。今回のシノバックと合わせて計2250万回分のワクチンを確保しています。ワクチンは新型コロナウイルス対策のゲームチェンジャーとなることを期待したいものです。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。