2021年香港インディペンデント映画祭が大阪、京都、名古屋で開催

公開日 : 2021年06月21日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港は映画の町ですが「2021年香港インディペンデント映画祭」が2021年6月19日(土)~25日(金)に大阪シネ・ヌーヴォ、2021年6月25日(金)~7月8日(金)に京都出町座、2021年7月中旬より名古屋シネマスコーレの3ヵ所で開催されます。この映画祭は2017年に東京、名古屋、大阪で開催され、好評のうちに幕を閉じています。今回は民主化運動を中心にサスペンス、同性愛、恋愛など18作品(長編5作品、短編13作品)が上映されます。(写真提供:大福)

逆向誘拐.jpg

逆向誘拐

一部を紹介すると『逆向誘拐(Nap ping Kid)』は『点対点』を製作したアモス・ウィー監督の長編映画2作目で、原作は2013年台湾の島田荘司推理小説大賞を受賞しています。サスペンス映画の形を借りて、若者が上の世代に対する絶望と反乱をエンタテインメント的に描かれています。

『對倒(Tete Beche)』(邦題:逆さま)は、雨傘運動の影響を受けたある家族、父はベテランの新聞記者、息子は警察、娘はデモ参加者の矛盾、対立と、崩壊の過程を2014年から2017年までの長いスパンでていねいにリアリズム的に描き出しています。

『看見你便想念你(I miss you, when I see you)』(邦題:あなたを思う)は、ある同性愛者カップルが時代に翻弄されながら、お互いの愛を確かめ合うプロセスを感情豊かに描いています。『檸檬、牛奶(Lemon Milk)』(邦題:レモン、牛乳)は、未来の香港である若い女性が保険会社の入社テストを受ける。限られた時間のなか、顧客の問題を解決しなければならないが......。

レモン牛乳.jpg

レモン、牛乳

大阪では各回、監督によるオンライントークイベントを行うそうです。いろいろな意味で香港を知りたい人は見る価値がある映画ばかりだと思います。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。