日本から香港への渡航者、新型コロナの影響で隔離は14日に

公開日 : 2021年08月22日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

日本から香港への渡航は、ワクチンの接種、14日間の政府指定ホテルでの隔離を条件に2021年8月9日より約1年半ぶりに可能となりました。また、抗体検査で陽性であれば7日間に隔離期間が短縮される予定でした。しかし、デルタ株の影響で8月20日からは日本が属するグループBの国・地域からの入境者は抗体検査は関係なく14日間の強制隔離をしなければならなくなりました。

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香港は8月4日まで58日間連続で市中感染ゼロなどデルタ株をうまく抑え込んでいます。ただ、外国からの入境者の中でワクチン接種をした人が新型コロナに感染するブレイクスルー感染が判明したケース......例えば、隔離2週目のホテルでの隔離中に発症したケースが少なくなかったことと、7日間の隔離短縮の恩恵をうけたアメリカ人が隔離空け1週間後に感染が判明するといった事例があったからです。ゼロコロナを基本方針としている香港政府としては、万全を期すために14日間、隔離をしてもらおうということになりました。

香港政府は、入境について国・地域のレベルを3段階に区分けしており、日本は真ん中のグループBに入っています。日本在住者が香港に行く場合は、ワクチンの接種完了の記録(2回目接種完了から2週間以上が経過)、72時間前のPCR検査の陰性証明と14日間のホテル予約確認書が必須となります。これらは、空港でチェックインするときや香港到着後の入境手続きのときに見せなければなりません。また、ホテルで隔離中のPCR検査は3、5、9、12日目と4回、実施され、すべて陰性であれば隔離終了です。そして、16日目と19日目にもPCR検査を行うことになっています。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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