入境時に提出するPCR検査の陰性証明書の規定が緩和
香港政府は、2022年6月1日から日本など海外から香港に渡航する入境者に求めていたPCR検査の陰性証明書の規定を緩和しました。ただし、隔離終了後9日目にもPCR検査を受けることを義務づけました。
PCR検査ですが、これまでは出発48時間前の陰性証明書の提出が求められていました。どの陰性証明書もISO15189の認証を受けている医療機関か政府機関が認定する医療機関などが発行するものに限定され、入境手続きをするときに提示する必要がありましたが、その必要がなくなります。今後は、ISOを取得していない医療機関による陰性証明書でも可能になりました。
従来ですと検査用で、かつ英語での証明書だったので、費用は1.5万円以上するなど高額でしたが、新規定により数千円で済むようになります。加えて、3歳以下の乳幼児はPCR検査が不要となったので経済的負担はかなり楽になったと思います。
ただ、渡航して1週間の隔離が終わったあと、到着後12日目に香港市内各地にある「社區検測中心(Community Testing Centre)」などでPCR検査を受けなければいけませんでしたが、9日目にも受ける必要があります。
また、香港から日本に戻ってくるときも楽になりました。日本政府は6月1日より水際対策の緩和を行っていますが、香港は青色に区分されました。これにより72時間前のPCR検査の陰性証明書は必要になりますが、到着した空港で行われていたする際のPCR検査はなくなったからです。また、自宅などでも待機は必要ないので、香港の往来は以前よりはかなりしやすくなったと思います。このままオミクロン株が落ち着くのであれば香港側の強制隔離措置がなくなることを期待したいところです。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。