コンテンポラリーアートを展示する「M+」はどんな感じ?

公開日 : 2022年08月25日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃
20220618_114210.jpg

この建物は18階建て、大きさ6万5000平方メートル、そのうちメインのエキシビションスペースが1万7000平方メートルあります。展示室は33あるほか、3つの劇場、土産店、カフェ、映画館、ビクトリア・ハーバーを見わたせるルーフガーデンなどがあります。実際の展示スペースはB2から3Fまでの5フロア分がメインになると思います。さらにメインとなるのは2Fのギャラリーです。ここを大きく東西南北のゾーンにわけて作品を展示しています。

002.jpg

特に212~218号室の「East Gallery」は、日本づくしともいえるところで、数多くの日本の作品が展示されています。音楽の聴き方に革命を起こした「ウォークマン」、ダイハツが開発した軽自動車規格の3輪自動車「ミゼット」のほか、キッコーマンの醤油さし、東芝の炊飯器、1970年の大阪万博で使われた万博塔の一部、たまごっちなど、こんなものまで!というようなものがいろいろあります。また、新橋にあったきよ友というすし店を丸ごと移設したというのもあります。

003.JPG

ウォークマン

004.JPG

ミゼット

005.jpg

きよ友の内部

面白いのは、中国の作品でコカ・コーラをモチーフにしたポスターを掲示しているほか、ユーゴ内戦を新聞紙や雑誌を駆使してイメージした「紙上談兵」など中国作品も印象的です。

006.JPG

中華文化とコカ・コーラの融合

007.jpg

ユーゴ内戦かヒントを得た「紙上談兵」

3FはループトップガーデンでここからWKCDが一望できるほか、ビクトリア・ハーバーを挟んだ香港島の高層ビル群も堪能できます。地階には土産店、B1にはカフェがあるほか、映画館も併設されていますので、ここで1日を過ごすことは十分可能です。

008.JPG

ルーフトップガーデン

■M+

・所在地:38 Museum Drive, West Kowloon, Hong Kong

・Tel:2200 0217

・入場料:2022年11月12日まで無料

・営業時間:10:00~18:00(金曜日は22時)

・定休日:月曜日

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。