「ヴァン・ゴッホ・アライブ」展、香港上陸

公開日 : 2019年04月11日
最終更新 :

「ひまわり」で有名なオランダ出身の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。

彼の絵画3000点以上の画像を会場に設置されたプロジェクターを使って演出した空間を楽しめる

Van Gogh Aliveが香港でも展示されてるようになったので、

ゴッホファンは早速行ってみることにしました。

世界ではすでに35都市で展示されたようです。

IMG_5755.jpg

場所はMTRのカオルンベイから徒歩10分くらいのところ。

新しいビルの一角にあります。

ビルにはこのような広告も出ているので、近くに行ったらすぐにわかります。

入口はオフィスと同じですが、オフィス用とは違う特別エレベーターに乗って会場に向かいます。

係員さんが誘導してくれるのでモウマンタイ。

IMG_5905.jpg

チケットは予約制でオンラインで購入ができます。

平日の混んでいない時間はウォークインの予約なしでもはいれるそうですが、週末の予約はマストだそうです。

ちなみに私が行った平日の午後2時ごろは2~30人くらいしか全会場にいなくて

ゆっくりと静かに鑑賞することができました。

会場はイントロ、ギャラリー1、ギャラリー2、ドローウィングルームに分かれていて

ギフトショップとテラスもあります。

チケットの料金は学生・シニア HK190、大人 HK230、4歳以下無料

IMG_5765.jpg

イントロの部屋では彼の生い立ちやフランスでの生活についての説明と共に

その時期に描いた絵がどれかがわかるようになっています。

実物大に再現された代表作「アルルの寝室」はまさに絵画そのもので

絵の世界に入ったような錯覚に陥りることでしょう。

IMG-5809.JPG

ギャラリー1はプロジェクターで天井や壁をキャンパスに巨大に投影され、

まんなかに立つとゴッホの作品の中にどっぷりと浸れ大迫力。

彼の人生のストーリーが作品とともに映し出され

ゴッホが愛したアルル、サン・レミやオーブェル・シュル・オワーズに訪れた気分になります。

IMG-5842.JPG

お隣のギャラリー2も投影されているのは同じ内容のもの。

ここでは床もキャンパスになり、音と一緒にまた違う世界観を感じることができます。

IMG_5839.jpg

ゴッホは日本画からも大きな影響を受けたことで知られています。

IMG-5819.JPG

ドローウィングルームには白紙の紙が用意され、スクリーンのレクチャーを見聞きしながら

実際自分で鉛筆で絵を描くことができます。

展示会には芸大学生もくるようで、高度な絵をササっと描いている姿もありました。

IMG-5812.JPG

耳をそぎ落としたり、精神病院に入院したり、

最後は自殺してしまい37歳という若さでこの世を去ってしまった天才画家。

生きているときにはその才能は認められず、売れたのは一枚のみ。

弟のテオが彼のよき理解者でした。

これは彼の心の叫びとしか言いようがありません。

IMG_5850.jpg

ギフトショップには作品のポスターやキーホルダー、

スカーフやクッションなどいろんなものがあります。

耳の形をした消しゴムなんていうユニークなものもありましたが、どんな人が使うのでしょうね。

IMG-5856.JPG

自撮り用のパネルがいくつか設置。

ここに顔を入れてセルフィしたらあなたもゴッホになれる?!

このエリアにはスナックショップもあり、週末のみ開いています。

IMG-5860.JPG

極めつけはテラスにある耳オブジェ。

あれ、でも切ったのは確か右の耳たぶでしたよね。

ゴッホ好きもそうでない人も

この新しい感覚の芸術鑑賞はおすすめです。

余談ですが、ちょうど今月のキャセイパシフィック航空のインフライトエンターテイメントでは

ゴッホに関する映画が2本観られます。観た直後にこの展示に行ったので、ゴッホの人生や作品をより理解できました。

【DATA】

住所:1/F, FTLife Tower, 18 Sheung Yuet Rd, Kowloon Bay, Hong Kong

Kowloon Bay MTR, Exit A, walk 10 minutes

開催期間:2019年4月6日~7月7日

月~木 10:00~21:00、金~日~・祝日 10:00~22:00

アクセス:MTRカオルンベイA出口から徒歩10分

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。