一周年記念イベント「大館101」
セントラルの新しい観光スポットとして旧香港警察本部だった「大館」がオープンして
一周年を迎えます。
その記念イベントのひとつとして「大館101」が現在開催中。
101点ある展示物は実際ビクトリア監獄で使用されていたものです。
1展示は2フロアにわたり、Objects through Time,Lost and Found, Objects that Speak to Usの
3つのテーマに分かれています。
1841年から2006年までの監獄の歴史が一目でわかるようになっています。
これは監獄での規則が書かれた1970年に発行された小冊子。
ビクトリア監獄では壁のらくがきは禁止されていましたが、
自分の気持を壁やベッドの板に書き出す受刑者は多かったようです。
面会の時に差し入れが可能だったアイテム。
ねぎクラッカーのポップパンは今でも人気のスナック菓子ですね。
ティッシュがTempoなのもいかにも香港。
自分のなりたい人物の冊子を取ってインターアクティブな下のフロアへ。
これは市民用、他には囚人や警察などがあり、タスクが書かれています。
質問は広東語と英語で表記されています。
ここは女性の独房で男性は立ち入り禁止。
毛布の折り方まで決まっています。
狭くて堅そう、、、
拘留所の食事は茶餐庁(ちゃーちゃんてん)のメニューにもあるハムマカロニ。
自分自身や他の人に危害を加えないよう、骨のついたものは出ませんでした。
1950年代からは無料でタバコも配られていたそう。
1988年にはタバコ代だけで年間40万香港ドルが使われており、1991年にこの習慣はなくなりました。
刑務所にいても身だしなみはきちんと!
専属のヘアースタイリスト(散髪屋)がいました。
インターアクティブで説明もわかりやすいので
夏休み期間中子どもと香港の歴史を学びに足を運んでみるのもいいですね。
【DATA】
会場:Duplex Studio at Block 01
展示期間:2019年5月25日~2019年9月22日
入場料:無料
開館時間:11:00~20:00
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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