香港で一番高い山、大帽山と4つの滝トレイル
現在香港では香港居民以外の入国はできませんが、写真で登山した気分になってみては?
そしていつか入国できる日がきたら、実際に登ってみてくださいね。
「山の日」にちなんで、香港で一番高い山に登ってみました!
香港で一番高い山は中国本土との国境近くにある大帽山(タイモーシャン Tai Mo Shan)で、957mあります。
ちなみに2番目はランタオピーク(934m)、
3番目はサンセットピーク(869m)でともにランタオ島に位置しています。
スタートはタイモーシャンカントリーパークのキオスクから。
マクレホーストレイルのセクション8を逆方向に進みます。
まずはシュウマイで腹ごしらえ!
こういう場所にシュウマイが普通に売っているのが香港らしいですよね。
アクエリアスとのセットで20香港ドル。
ここには公衆トイレもあります。
この先トレイルの最後まで他にないので、済ませておくとよいでしょう。
山登りなので当然といえば当然......ですが、いきなり急な登りの泥道と階段が続きます。
途中立ち止まってみると、ぐるっと新界が見渡せます。
コンクリート道に出ると牛に遭遇。
マイペースで草を食べたり、のろりと歩いているので近寄りすぎたりしなければ特に危害は加えられません。
やせ細っていて大丈夫なのかしら。
頂上の目印はこの丸い気象台。香港内のほぼどこからでも見ることができる白い球。
周りにはフェンスが張ってあり、敷地内に入ることはできません。
トレイルの脇にあるサインポストは自分がどこにいるのかを表します。
香港の4大トレイルにはそれぞれ500mごとに標識があり、その標識と記載されている番号から、自分が今どこにいて何km歩いたかを把握することができます。マクレホースはM、香港トレイルはH、ウィルソンはW、ランタオはLで始まります。
この動画の進行方向の左手に見えるのが深圳、左側に見えるのが香港。
曇っていてわかりにくいですが、ここからは両方の都市が見ることができるんです。
こんなに近いんですね。
この標識が見えたらマクレホーストレイルに別れを告げ、左に曲がり下山します。
中腹から下は木に囲まれ、気持ちいい森林浴。
4つの滝の最初は散髮瀑(scattered fall)。
滝つぼは浅く、足を水につけるくらいで泳ぐことはできませんが、こんな写真を撮ってみたり。
2番目にある滝は主瀑(Main Fall)。
メインとあるだけあって、見上げるほどの高さがある滝。
真下から見上げると、大迫力!
3番目の滝は馬尾瀑(Middle Fall)。
滝つぼはあまり広くありませんが、打たれてみたり。
一番下にあるのが底瀑/井底瀑(Bottom Fall)。
ここは村から一番近く、村人も涼みにくるようで混んでいました。
滝つぼは深く、泳ぐのに最適です。
ふたつ目の滝があるところまで岩肌を登ってみることもできます。
滑りやすくつかまるところがないので、
子供や崖のぼりをしたことがない人にはおすすめしません。
このルートは滝へ行ってからタイモーシャンの山登りするのがポピュラーのようです。
「ここ香港なの?」
という景色に出合えるおすすめのハイキングコースです!
【DATA】
・距離: 約12km
・難易度: 中級から上級
・所要時間: 約6時間
・大帽山キオスクまでの行き方: MTR荃灣(Tsuen Wan)からタクシーもしくはバス51M
・梧桐寨からの帰り方: 梧桐寨Ng Tung Chaiバス停で64Kのバスかタクシーに乗り、MTR太和(TaiWo)で下車
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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