香港で一番高い山、大帽山と4つの滝トレイル

公開日 : 2020年08月16日
最終更新 :

現在香港では香港居民以外の入国はできませんが、写真で登山した気分になってみては?

そしていつか入国できる日がきたら、実際に登ってみてくださいね。

「山の日」にちなんで、香港で一番高い山に登ってみました!

IMG_6082.jpg

香港で一番高い山は中国本土との国境近くにある大帽山(タイモーシャン Tai Mo Shan)で、957mあります。

ちなみに2番目はランタオピーク(934m)、

3番目はサンセットピーク(869m)でともにランタオ島に位置しています。

IMG_6085.jpg

スタートはタイモーシャンカントリーパークのキオスクから。

マクレホーストレイルのセクション8を逆方向に進みます。

まずはシュウマイで腹ごしらえ!

こういう場所にシュウマイが普通に売っているのが香港らしいですよね。

アクエリアスとのセットで20香港ドル。

ここには公衆トイレもあります。

この先トレイルの最後まで他にないので、済ませておくとよいでしょう。

IMG_6089.jpg

山登りなので当然といえば当然......ですが、いきなり急な登りの泥道と階段が続きます。

途中立ち止まってみると、ぐるっと新界が見渡せます。

IMG_0858.jpg

コンクリート道に出ると牛に遭遇。

マイペースで草を食べたり、のろりと歩いているので近寄りすぎたりしなければ特に危害は加えられません。

やせ細っていて大丈夫なのかしら。

IMG_6117.jpg

頂上の目印はこの丸い気象台。香港内のほぼどこからでも見ることができる白い球。

周りにはフェンスが張ってあり、敷地内に入ることはできません。

IMG_6124.jpg

トレイルの脇にあるサインポストは自分がどこにいるのかを表します。

香港の4大トレイルにはそれぞれ500mごとに標識があり、その標識と記載されている番号から、自分が今どこにいて何km歩いたかを把握することができます。マクレホースはM、香港トレイルはH、ウィルソンはW、ランタオはLで始まります。

この動画の進行方向の左手に見えるのが深圳、左側に見えるのが香港。

曇っていてわかりにくいですが、ここからは両方の都市が見ることができるんです。

こんなに近いんですね。

IMG-6130.jpg

この標識が見えたらマクレホーストレイルに別れを告げ、左に曲がり下山します。

IMG-6137.jpg

中腹から下は木に囲まれ、気持ちいい森林浴。

IMG_0953.JPG

4つの滝の最初は散髮瀑(scattered fall)。

滝つぼは浅く、足を水につけるくらいで泳ぐことはできませんが、こんな写真を撮ってみたり。

IMG-6238.jpg

2番目にある滝は主瀑(Main Fall)。

メインとあるだけあって、見上げるほどの高さがある滝。

真下から見上げると、大迫力!

IMG-6252.jpg

3番目の滝は馬尾瀑(Middle Fall)。

滝つぼはあまり広くありませんが、打たれてみたり。

IMG_6278.jpg

一番下にあるのが底瀑/井底瀑(Bottom Fall)。

ここは村から一番近く、村人も涼みにくるようで混んでいました。

滝つぼは深く、泳ぐのに最適です。

ふたつ目の滝があるところまで岩肌を登ってみることもできます。

滑りやすくつかまるところがないので、

子供や崖のぼりをしたことがない人にはおすすめしません。

このルートは滝へ行ってからタイモーシャンの山登りするのがポピュラーのようです。

「ここ香港なの?」

という景色に出合えるおすすめのハイキングコースです!

【DATA】

・距離: 約12km

・難易度: 中級から上級

・所要時間: 約6時間

・大帽山キオスクまでの行き方: MTR荃灣(Tsuen Wan)からタクシーもしくはバス51M

・梧桐寨からの帰り方: 梧桐寨Ng Tung Chaiバス停で64Kのバスかタクシーに乗り、MTR太和(TaiWo)で下車

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。