香港入境後、14日間の強制隔離について
着陸してから約13時間後、陰性の結果が出て空港の待機場所から解放!
チェックイン荷物を受け取り、隔離先である自宅へと向かいます。
空港は人の姿がなく、ゴーストタウン。あんなにいつもにぎわっている香港国際空港なのに......
ちなみにハイリスク国からの入境の場合は指定されたホテルへ、
自宅で隔離できない理由がある人もホテルへ。
ホテルはすべて自己負担です。
移動は公共の交通機関を使ってもいいけど、移動手段と時刻を記録します。
バスやタクシー利用の場合はライセンス番号も。
隔離場所について、まずすることはスマホの「Stay Home」アプリを開き、「I am home now」のボタンを押しチェックインします。ホテルの場合でも同じボタン。
そのスマホを持ったまま1分間、自宅の寝室、トイレ、キッチン、居間など家の中を一周します。
この範囲が隔離中移動できるいわゆる行動範囲で、隔離中はGPSで監視されているため、
隔離場所から出た場合は違反になります。聞いた情報によると30mまで許容範囲があり、
それから外に出たらすぐに電話がかかってくる、もしくは警察が訪問しにくるとか。
到着した日を1日目とカウントするので、14日後の11:59に自由の身になるまでは、
スマホは常にwifi、カメラ、ブルートゥース、モバイルデータ、位置、通知機能をオンにし、連絡が取れる状態にしておく必要があります。
私は自宅について1時間後にメッセージが入り、リストバンドのQRコードをスキャンしました。
空港で渡された冊子によると、自宅に同居人がいる場合は、「ひとり部屋で過ごす」「食事は自室で」「トイレなどに行くときも、同居人とは1mの距離を置く」「タオルは同じものを使わない」などの細かい注意事項があります。
企業によっては強制隔離中の家族との同居を認めないところもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
隔離期間中は毎日、午前と午後の体温と体調を、チェックリストに記入します。
隔離中は抜き打ちチェックがあります。
知り合いの体験談やフェイスブックグループの投稿では
「保健局から毎日電話がかかってきて、リストバンドの番号を確認された」「家にいるのが見えるようにビデオ通話がかかってきた」「訪問にきた」「リストバンドの写真を送るよう指示された」などがありますが、私の場合今回は初日のQRコードのスキャンメッセージのみ。
前回は2日目と7日目に電話がかかってきて、「家にいますか」「違反したら罰則があります」「体調はどうですか」「問題はありませんか」などの質問を受けました。
直接のやりとりはなくても、アプリに位置確認をしましたのメッセージが数回表示されました。
強制検疫10日目には2度目の検査を受けるため、朝起きてすぐに、1回目と同じやり方で筒状のプラスティック容器の中に唾液を入れ、二重のビニール袋に入れて提出します。
本人は外出禁止なので、家族や友人に依頼するか、デリバリーサービスをしている業者のリストが渡されるのでそこに依頼します。
九龍の一部や離島はサービスを行っていない地域もあり、どうしてもできない場合はホットラインに相談するとていねいに対応してくれます。
14日目の朝にはこのようなメッセージが!
これが最後のメッセージで、前回のように「終わりました」メッセージは入りませんでした。
が、知らせがないのはよい知らせと理解し、11:59にはリストバンドをカット~。
これは記念品としてキープできます。
さすがに2ヵ月半の間に6週間隔離生活をすると疲れもでてきましたが、オンライン坐禅で平常心を保つことができました!
自分にあったストレス解消法を知っておくと、乗り切るのがラクになりますよ。
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。