パンデミックアートdisCONNECT
ロンドンから香港にパンデミックアートがやってきました!
このパンデミックを乗り切るのは芸術でしょう......
香港に入境できなくて訪問できない人、香港内にいるけれど足を運べない人のために動画も交えて紹介します。
このアートプロジェクトschoeniprojects.comはロンドン発。
7ヵ国からの10人のアーティストによるプロジェクトでロンドンの1850年代のビクトリア朝タウンハウスで開催されました。
COVID-19というパンデミックのなか、つながり、居場所、隔離、依存をテーマにしています。
そのあと香港のアートグループとコラボし、香港のアーティストも加わって、香港の昔ながらの建物内の3フロアで現在開催中です。
ハイサンプレイス内でも一部公開しています。
こちらはハイサンプレイスの9階の展示場。
広いスペースなので、ウォークインで立ち寄ることができます。
Show must go on~
パンデミックのあとも世の中も私たちの生活も回り続けないといけません。
この前には雰囲気のいいカフェがあり、鑑賞後ひと息つくのに最適です。
マスク着用はマストですね。どこに着けるかはその人次第......
この服装を見て、ミスタービーンを思い出したのは私だけでしょうか。
後ろのCHANGED PRIORITIES AHEADは誰もが共感できること。
このパンデミックで人生における優先順位が、いい意味でも、まさかの境遇に陥ったりとよくない意味でも一変しました。
ここは本会場の建物内。これぞ香港の古いビル!
いまは使われていませんが、このようなエレベーターが昔は使われていました。
これは使えないので、狭い階段をひたすら上ると入口があります。
こちらの会場はスペースが狭いので、ソーシャルディスタンスの制限があり要予約です。
オンラインで予約をすると、QRコードが送られてきます。
動画 IMG_0715.MOV
香港のアーティストによる「くつろげる場所」だそう。
椅子に座って、ひと休みしました。
この作品は私の一番のお気に入りで、スペインのIsaac Cordal氏によるもの。
現在の香港は居民しか入境できないため、アーティストとはオンラインでどこに何を設置するかなどのやりとりをしたそう。
いろんなチャレンジを乗り越えて実現できたこの展示会は、香港のあともどこかで開催されるかもしれないそうです。
この扉の向こうにはどんな世界が待っているのでしょう。
動画 IMG_0721.MOV
ドイツのコンテンポラリーアーティストHerakutの作品。
画家のHeraとグラフィティアーティストのAkutのデュオが手がけました。
段ボールを使って、子供のゲームの世界を再現しています。
2020年のキーワードはズバリ「トイレットペーパー」でしょう。
これは展示物ではなく、実際に使われている壁にあったもの。
アートは日常生活の中にもあるものですね。
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参加しているアーティスト:
Adam Neate (UK);Aida Wilde (Iran);Alex Fakso (Italy); David Bray (UK); Go Hung (Hong Kong); Herakut (Germany); Icy and Sot (Iran); Isaac Cordal (Spain); Jaffa Lam (Hong Kong); Kacey Wong (Hong Kong); Mr. Cenz (UK); Vhils (Portugal); Wong Ting Fung (Hong Kong); Zoer (Italy).
【記事中の画像については、主催者であるSchoeniprojectsと hkwalls の了承を得て掲載しております。】
【disCONNECT HK Exhibition】
・会期: 2020年10月11日~2020年11月29日
・開館時間: 水曜日~日曜日 12:00~20:00
・住所: Hysan Place 9/F Urban Sky, 500 Hennessy Road, Causeway Bay, Hong Kong
※予約不要
・住所: Tenement Building 2-4/F 16 Pak Sha Road, Causeway Bay, Hong Kong
※ソーシャルディスタンスのスペースの関係上要予約
※チケットはこちらから
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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