まさか!?のサプライズがある香港のレトロ街市
香港の人たちの胃袋である街市(ガイシ、市場のこと)はわいわいがやがやと活気があってエネルギッシュ。
ですが、あまりにもローカル度が高すぎて外国人には入りにくい雰囲気もありました。
また近年ではスーパーで何でも揃うようになり、街市を利用する人が減りました。
そんななか香港の昔からある街市に新しい息吹きをもたらす「香港街市」は新しいデザインや空間を取り入れ、電子マネーを利用できるなどモダン化し、サステナビリティにも取り組み、香港在住者だけでなく、観光客も入りやすくなりました。
現在香港内には25ヵ所、コンセプトが異なる「香港街市」が手がけた街市があります。
そのなかで、在住者にも観光客にもおすすめの逸東街市はランタオ島の公団住宅の一角にあります。
入口にはイギリス植民地時代の香港を思い出させる王冠のついた赤い郵便ポストがあります。
壁にある緑のモンスターは1960年代に流行ったキャラクターだそうです。
一歩中に入ると、1960年代の九龍城の世界にタイムスリップします。
洗濯物が干してあってリアルです。
床屋や電化製品、衣類なども売っています。
上を向くと、まさか?のサプライズが。
ジャーン、なんと飛行機が!
当時カイタック空港に着陸する飛行機は、九龍城上空付近で香港カーブをしたものでした。
当時の郵便受け。
色やデザインがおしゃれなので、いまではアンティークとして部屋のインテリアとして使われていることもあります。
新鮮な魚介類もここで買えます。
卵の種類もたくさんあります。
さりげない小物を使ったデコレーションがかわいいですね。
街市のまわりには餃子やタイ料理などテイクアウトできる屋台があります。
バス停の近くにあるレトロな茶餐庁(チャーチャンテン、香港のファミレスのようなもの)。
お昼時は長い列ができるほど混むので、ゆっくりと食事をいただくというよりは、相席して(コロナ禍ではNG)食べたらすぐに出るというスタイルです。
【DATA】
・住所: 東涌逸東街8號逸東商場地下
・行き方: MTRトンチョン駅から38番バスに乗り、終点
・営業時間: 7:00~20:00
香港の日常生活を垣間見ることもでき、ディープな香港を体験したい方はぜひ行ってみてください。
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筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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