宋皇臺駅と九龍城跡公園周辺
香港で移動するときに利用する便利な足であるMTR(地下鉄)。
次々とじわじわと路線を延長し、香港隅々まで網羅しています。
2021年6月に新しく全面開通した屯馬線の宋皇臺と土瓜湾の駅もMTRファミリーに入りました。
この新入りの宋王臺は、MTRの他の駅とはずいぶんと趣向が変わっています。
そしてこの駅周辺は以前は無法地帯であり「悪の巣窟」と呼ばれていた九龍城砦があったところ。
1993年に住人は退去させられ、その後公園になりました。
今回は香港の下町と歴史を感じることができる
宋皇臺と駅周辺の香港歴史散歩コースをご紹介します。
黄色がメインカラーになっている宋王臺の駅。
2021年6月27日にこの路線は全面開通しました。
駅構内になんと展示エリアが!
展示スペースは二か所あり、オープン当時は30分待ちだったとか。
駅の施行時にみつかった古跡が展示されています。
九龍城跡公園の出口を目指します。
地上に出ると、まるでタイムスリップしたよう。
昔の香港の街並みが今でも残っています。
が、このエリアも開発ラッシュで時間の問題のようです。
駅から徒歩10分ほどで九龍城跡公園に到着します。
公園内にある九龍城砦展示エリアでは
当時ここで実際生活していた人のインタビュー動画や
写真などが多く展示されています。
歯医者さんの数、たしかに多いと納得してしまいました。
また当時の暮らしを垣間見ることができるインターアクティブな部屋もあり、
楽しく体験できるようになっています。
無料で参加できる45分間の広東語ツアーは事前予約(tel 27169962)が必要です。
1995年末にオープンしたこの公園内はテーマごとの庭園やパビリオンがあり、
近所の住人がお散歩したり、集う憩いの場となっているようです。
この一帯はリトルタイと呼ばれていて、
タイの食材を売っている店やレストランが多くあります。
店員さんやお客さんもタイ出身者が多いようで、耳をすませば聞こえてくるのはタイ語。
レストランでは本場のタイ料理を味わえます。
タイと言えばタイ式マッサージ。
小奇麗そうなところから、雑居ビルの一室でやっているようなところまでピンキリですが、
いつも混んでいるので要予約です。
半日もあれば満喫できる香港歴史散歩、
リピーターさんも在住者さんも
ぜひ一度訪れてみてください。
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筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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