ココナツトリマー

公開日 : 2008年05月03日
最終更新 :
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 アロ〜ハ! ゴールデンウィークのハワイは快晴!と言いたいところですが、曇りがち。とは言ってもアウトドアでは紫外線が強いのでサンスクリーンをお忘れなく!

 さて、今日はちょっと面白いハワイの仕事をご紹介します。その名もココナツトリマー。ココナツが木になっているところを見たことはありますか? 椰子の木はハワイの至る所にありますが、ココナツがたわわとなっている様子を見かけることは少ないのではないかと思います。それもそのはず、ちゃんと切り落としているからです。ココナツを放っておくと熟して遂には落ちます。この熟したココナツの中にはココナツミルクがたっぷり詰まっていてかなり重いのです。これが頭に当たって亡くなるという事故も過去に何件も起きています。

 そこで、ハワイにはココナツを切り取るトリマーという仕事が存在します。トリマーは命綱を着けて椰子の木に登り、ココナツを切り落としていきます。クレーンなんか使いません。この道に長けた人がヒョイヒョイっと登っていきます。ココナツは葉のすぐ下になるので、トリマーは木のてっぺんまで登らなければならず、危険を伴いますが、ハワイでは欠かせない重要な仕事です。

 というのは、ハワイもアメリカ。何かあればすぐ訴訟です。ココナツが頭に当たりケガや死亡事故となった場合、その木がある土地のオーナーが訴えられることも。そんなことにならないように、公共施設や公園、ホテルをはじめとする人が集まる場所の椰子の木は定期的にトリムされ、ココナツを除去しているのです。

 ハワイ滞在中に椰子の木があったら、上の方を見てみてください。ココナツはないはずです。でももし見つけたら、念のためにその下は歩かないようにね。

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