ハワイの大自然が生み出す現象「VOG」
日本は梅雨に突入してジメジメした気候が続きますね。多少の雨季はあるものの、1年中常夏のハワイにもちょっとやっかいな天気の日があるんです。
実はこの写真、一見普通の曇りの日に見えますが、実はこの曇りの正体はハワイ島キラウエア山の火山灰がコナウインドに乗ってオアフ島にやって来たものです。
ハワイでは、これを火山(Volcano)と霧(Fog)とを合わせて「VOG」(ヴォグ)と呼んでいます。
「VOG」が飛んでいる日は、青空が霞んでしまって、目の前の視界がなんかすっきりしなくて、そんな日に限って蒸し暑さも感じます。からっと晴れないからでしょうか?
この日はそんなにひどくなかったので曇り空程度の感じですが、もっとひどいときには何日も続く上に、遠くの景色が見えないくらいホノルルの景色がかすんでしまいます。
この日たまたま眼科の予約を取ろうと病院に電話をしたらとても混み合っているとのこと。何とか予約は取れたものの、「VOG」が飛んでいる日は体調が悪くなる人が多く、アレルギーがでてしまう人、頭痛が出て体調を壊す人が多く、病院は忙しくなるんだそうです。きっと仕事の欠勤も多いんだろうなー。
・・・と、ハワイの住民に煙たがられている「FOG」ですが・・・。
皆さんがハワイにお越しの際、晴れているのに視界がかすんで遠くが見えなくて、アレルギーの症状が出たり頭がすっきりしないとき、それはきっと「VOG」です。
正しくハワイならではの大自然が作り出す驚異です。
やっぱりハワイにはこんな空よりも青空の方が似合うな~。
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