ハレプナワイキキバイハレクラニ：待望の再オープン

公開日 : 2021年06月30日

最終更新 : 2021年06月30日

筆者 : 小嵜有美

2021年7月1日、ハレプナワイキキバイハレクラニ（以下、ハレプナワイキキ）が再オープンします。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で2020年3月から休業していましたが、感染症予防対策にも万全を期しての再オープンとなりました。

ヒストリー

ハレプナワイキキは、2019年10月25日に初のラグリュアリーライフスタイルホテルとしてオープンしました。場所はワイキキビーチから徒歩1分、ワイキキを代表する姉妹ホテル「ハレクラニ」向かい。ハレプナワイキキの前身は、1987年開業のワイキキパークホテルです。

ハレクラニのおもてなしの精神をそのままに、きめ細やかなで行き届いた上質なサービスを提供するハレプナワイキキは、ハワイファンに根強い人気があります。

ハレプナワイキキでは、宿泊客にもハワイの文化や環境そしてアロハスピリットを伝えようと、ルームキーの提示でホノルル・ミュージアム・オブ・アート、ビショップ博物館、マノア・ヘリテージ・センターを無料で利用できるプログラムを展開しています。また、ワイキキでは数少ないリゾートフィーをチャージしないホテルでもあります。

ワイキキが観光のメッカとなる前、ワイキキは緑豊かな湿地帯でした。そして、その湿地帯には温水の泉であるロコ・オオ（Loko ʻOʻo）があり、ハワイ王朝の人々が癒やしを求めて休息を楽しむ神聖な場所でもあったのです。王族が通った泉にちなんで、ハレプナワイキキはハワイ語で「館」を意味する「ハレ」そして「泉」を意味する「プナ」から名づけられました。

ハレプナワイキキのロゴの花は、ポーフエフエというハワイ固有の海岸沿いに生育する蔓植物であるグンバイヒルガオです。ポーフエフエは、古代ハワイから薬草として使われたり、漁師が大漁を祈るときに使うなどされてきました。また、ポーフエフエとカウナオアの恋物語の言い伝えもあり、レイの材料として使われることもあります。

どんなホテル

ハレプナワイキキの内装には、ハレクラニと同じようにホワイト、淡いブルー、ベージュの3色を基調に銘木であるチークがアクセントに使用されています。

ゲストルームは海に面した部屋も山に面した部屋もゆったりとしています。ラナイ（ベランダ）の扉は防音効果が高く、扉を閉めるとワイキキの喧騒がまったく届かず、静寂なひとときを過ごすことができます。各客室には、ハワイの景色を切り取ったアートが飾られているのですが、一枚一枚が違ったオリジナリティあふれるアートになっています。