No.48〉番外編『 アラスカ・ゴールドラッシュ紀行』チキン編
〈アラスカ・ゴールドラッシュ紀行〉第3回目は、カナダとの国境に近い小さな村・チキン(Chicken)をご紹介します。
ユーコン川(Yukon River)流域のクロンダイク(Klondike) がゴールドラッシュに沸く10年前の1886年。フランクリン川(Franklin Creek)で金が発見され、村は金鉱夫たちにより整備されていきました。
彼らは村の名前を決めるとき、この地域でたくさん見られることから「Ptarmigan(雷鳥)」と名づけたかったのですが、スペルが難しいという理由で、雷鳥と大きさの似ているチキン(Chicken / ニワトリ)が選ばれました。大らかな名づけ方ですね(笑)
最盛期には400人ほどが暮らしていましたが、産出量が少なくなった現在、村の人口は、夏は40~50人、冬は10人以下となっています。
▲ちなみに、アラスカの州鳥は雷鳥。
村のシンボルのひとつがこちらのチキンクリーク酒場(Chicken Creek Saloon)。
世界各地の帽子がぶらさがるカントリースタイルのバーで、アラスカの地ビールが楽しめます。ハンバーガーは、砂金採りに使うパンニング皿(Gold Pan)でサーブされました。さすが、金の産地!
もうひとつのシンボルがこちらのペドロ・ドレッジ(Pedro Dredge)。
1958年からの10年間で、55000オンス(約1760kg)以上の金を産出しました。現役を引退した機械には、巣ができており、「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせます。
そのドレッジの近くにある「チキン・ゴールドキャンプ場(Chicken Gold Camp & Outpost)」のキャビンに宿泊しました。トイレとシャワーは共同。電気がないのですが、白夜なので真夜中でも問題ありませんでした。
▲無料のワイヤレス・インターネットと接続ができる。メールをチェックするくらいならOK。
【vol.46】でご紹介した『砂金採りツアー』の主催者が経営する、金の採掘場を見学しました。わたしたち夫婦の好きなテレビ番組に、アラスカの荒野に眠る金を採掘する「Gold Rush(邦題 / ゴールド・ラッシュ~人生最後の一攫千金~)」(ディスカバリーチャンネル)があるのですが、採掘場はまさしくその舞台そのもの! 大型重機で地中にある金を掘りおこしていきます。
重機に乗せてもらったのですが、3階だてほどの高さがありました。意のままに操れるようになったらカッコイイだろうな~♪
次回は、アラスカ鉄道をご紹介します。どうぞ、お楽しみに☆
☆今日の一首☆
雷鳥は氷河時代を生き抜いて二十一世紀の空を駆る
♪お役立ちウェブサイト♪
Chicken Gold Camp & Outpost chickengold.com
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