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スペイン/イビサ島特派員ブログ 今岡 史江

スペイン・イビサ島特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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旅行をする時、その土地で何のお料理が名物なのか気になります。できればそこで美味しいものを食べてみたい
ものです。
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イビサ島にセレブが集まりだして以来、ミシェランの星付きのシェフ達が集まるようになり、新しい企画を試して
いるレストランが増えてきています。そういう話題性のあるレストランも興味深いですが、今回は普通にこの島で
美味しく楽しんで頂けるお料理の紹介をしたいと思います。
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<朝食に Pan con tomate (パン・コン・トマテ)

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                                        (写真:筆者)
  焼いたパンの表面にトマトを擦りつけて、オリーブオイルと塩をかけたもの。
 簡単なのに何とも美味。地元で一番好まれる朝食の一つです。
 右側の写真は地元のパン(Pan Payes パン・パイェス)にトマトを塗りスモークサーモンを載せてみました。
  生ハムをのせてもいいですね。
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<レストランで最初にだされる Pan(パン)とAlioli(アリオリ)

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                                       (写真:筆者)
 どこのお店に行っても間違いなく最初に出されます。
 シンプルなのに食べると驚きがあります。思わず食べ過ぎてメインが来る前にお腹がいっぱいになるくらい
 癖になります。サービスではないので要らない方は断って下さい。聞かれないのにもってこられて、お会計に
 含まれていてビックリすることもあるので。
 アリオリはニンニクを潰しながらオリーブオイルでのばして作るマヨネーズみたいなものです。塩とレモン汁
 を少々加えて作ります。そこに玉子を入れたり、黄身だけを入れたりする家庭もあります。お店に寄って味も
 違います。楽しんでください。
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1.郷土料理(地元のお料理です)
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⓵ Bullit de Peix(ブジ・デ・ペシュ)と Arroz a banda(アロス・ア・バンダ)

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(写真:筆者)
  魚とジャガイモの煮込みがブジ・デ・ペシュ。そしてそのスープを使って炊いたご飯がアロス・ア・バンダ。
  魚はカサゴやアンコウやメロという白身の魚など(店によって使用する魚は変わってきます)。スープが
  浸み込んだジャガイモのなんて美味しいこと。魚の煮込みだけ出すお店もあります。炊いたご飯がないお店も
  あるのでご注意を。このご飯にはほぼ溶けて姿を消したピーマンとトマトとイカが入っています。
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② Arroz Marinera(アロス・マリネラ)

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                                           (写真:筆者)
  魚介のリゾット。大抵スープたっぷりで出されます。
  私が一番最初に気に入って習ったスペイン料理。このお料理は漁師さん達が自分達のために売れない魚やイカ
  とお米を一緒に煮込んで作ったのに始まる簡単なお料理です。
  写真はフォーメンテラで食べたちょっと贅沢なロブスター入り。とっても美味。たっぷりの魚でスープをとり
  ますが、出される時中に入っているのはイカ、エビ、カニ、ムール貝と、姿を消した玉ねぎ、トマトだけ
  なので、魚料理は気が進まないという方にもお薦めです。
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③ Sofrito Pagès(ソフリト・パイェス)

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                                           (写真:筆者)
  鶏肉、ラム肉、豚肉、ニンニクとソブラサダ(レンガ色)とブティファラ(黒色)という腸詰とジャガイモを
   炒め合わせたもの。
  絶妙な美味しさはどこからくるのかといつも思いながら戴く一品。
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④ Frito de Pulpo(フリト・デ・プルポ)

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(写真:筆者)
  とろけるように柔らかいタコと、とろとろの玉ねぎにフライドポテトを合わせたもの。
  どのお店にもあるという訳ではないんですが、あれば是非とも試して頂きたい一品です。
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⑤ Montadito(モンタディート)
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(写真:筆者)
  モンタディートと言えば普通スペイン全域で食べられます。
  イビサの場合、地元のパン(Pan Payes)でパン・コン・トマテ(上記朝食参照)を作り、その上に生ハムや
  オムレツや豚のロース肉を載せて出すのがモンタディート(¨Montar¨モンタール「載せる」という動詞から
  くる)。気軽に食べる時にピッタシ。もう少し何か・・と思えばこれにサラダかタパスを足せばよいですし。
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2.スペイン料理(地中海料理)
  それはそれは沢山のスペイン料理があり、地中海料理があるのだけれども、スペインに来て食せずに帰って
  ほしくないものをあげるとなると、以下の料理だと思います。
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⓵ Paella(パエジャ)

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                                           (写真:筆者)
  パエリアは日本の食卓でも既にお馴染みの料理ですが、本場で食べていって下さい。
  お米は柔らかすぎず、硬すぎず、芯が残っているのはいけてません。お肉のパエリア、魚介のパエリア、
  ミックスパエリアがあります。お肉は骨付きです。最初はビックリしたものです。
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② Arroz Negro(アロス・ネグロ)

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(写真:筆者)
  紋甲イカの墨を使ったイカ墨ご飯。
  パエリアのようにスープがお米に全て吸われているものもあれば、少しリゾット風に出す場合もあります。
  私が作る時はいつも少しリゾット風(写真上)。レモンを絞るとサッパリします。
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③ Fideua(フィデウア)

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                                          (写真:筆者)
  パエリアのお米をフィデウアというパスタに替えた料理。
  たまにフィデウアというパスタを使わず、パスタの中で一番細い0番のパスタを使って出すお店があります。
  私に言わせるとそれは邪道です。左側がフィデウア、右が0番のパスタです。
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④ Tapas (タパス)

  日本で言う「お惣菜」がタパス。
  色々な物を少しずつ試してみるのは楽しいですよね。

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                                           (写真:筆者)
  写真は左上が Navajas(ナバハス)、右上 Chipirones(チピロネス)、左下 Mejillones(メヒジョーネス)、
  右下 Caracoles(カラコーレス)。順番にマテ貝、ホタルイカ、ムール貝、カタツムリです。

  色々お任せで持ってきてもらいたい時は “tapas variadas”(タパス・ヴァリアーダス)ポーファボール
  と言ってみましょう。
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                                          (写真:筆者)
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⑤ Pinchos(ピンチョス)

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                                        (写真提供:El Zaguan)
  「Montadito(モンタディート)(上記 1-⑤)に串をさして落ちないようにしたものがピンチョス」と言って
  しまうと、きっとピンチョスの店の人に叱られてしまうでしょうね。1軒で200種類ものピンチョスを用意
  しているお店もあります。例えばこの写真のお店などです。
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⑤ Gaspacho(ガスパチョ)

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                                            (写真:筆者)
  冷たい野菜スープです。トマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマンとニンニクを入れます。
  新鮮な野菜を使ったさっぱりしたスープは暑い時期にいらっしゃる方には断然お薦めです。
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3.Dulce(ドゥルセ)
  甘いもの。
  お菓子にはどんなものがあるでしょう。
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⓵ Flao(フラオ)

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(写真:筆者)
  ヤギ乳チーズで作ったハーブ入りチーズケーキ。レストランにもありますし、パン屋さんでも買えます。
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② Magdalena de Almendra(マグダレーナ・デ・アルメンドゥラ)
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 (写真:筆者)
  アーモンドのマドレーヌ。これはパン屋さんで買って下さい。
  イビサではアーモンドが沢山採れます。マドレーヌと呼びますがパイ生地にアーモンドクリームが
  入っています。
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③ Ensaimada(エンサイマーダ)

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                                   (写真:筆者)
  ラードを使った丸く渦をまいているパン。これはパン屋さんで買って下さい。
  元々はマジョルカで作られていたものが、既にイビサでも長く作られています。
  中に何も入っていないもの、生クリーム、カスタードクリーム、カボチャのジャムが入ったもの、上に果物の
  砂糖漬けとソブラサーダという腸詰を薄く切って載せたものなど、数種類あります。
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④ Greixonera(グレイショネラ)

  パンプディング。レストランでもパン屋さんでも。
  固くなったパンを利用して作ったお菓子がその起源。
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⑤ Crema Catalana(クレマ・カタラナ)

  カスタードクリームの表面をカラメルソースで覆ったもの。
  レストランにあれば試してみて下さい。
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4.番外編(TAKE OUT にお薦め)
  いつもバルやレストランに行きたいとは限りません。果物やサラダとか、何か簡単に買ってホテルで
  休みたかったり、港で座りながら食べたりしたかったり。そんな時へのお薦めです。
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⓵ Empanada(エンパナーダ)
  
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(写真:筆者)
  基本、3種類あります。お肉だけ入っているのと、お肉とえんどう豆(グリンピース)が入っているのと、
  パプリカ(赤ピーマン)が入っているのと。お肉には伝統的にはラム肉メインに豚バラ肉とソブラサーダ
  という腸詰を少し使います。たまに豚ミンチが入っていたりしてがっかりすることも。グリンピース入りが
  お薦め。中がジューシーでとっても美味。「エンパナーダ・コン・カルネ・イ・ギサンテス」をどうぞ。
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② Cocaroi(コカロイ)

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                                     (写真:筆者)
  半月の形をしているコカロイの中身は色々あるのですが、アセルガスと言うほうれん草より二回りほど
  葉の大きな野菜に、レーズンと松の実を入れたものが典型的です。アセルガスは独特な苦みが少しあります。
  レーズンの甘みが加わり面白い調和が生まれます。さらに松の実の食感と味が加わり、このトリオがとても
  良いのです。「コカロイ・デ・ベルドゥーラ」と注文してみてください。
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③ Coca(コカ)

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(写真:筆者)

  色々なトッピングがあります。生地はピザのように柔らかくなく少し硬めです。
  個人的にはトマト、玉ねぎ、ピーマン、赤ピーマンを炒めたものを載せたコカが好きですが、赤ピーマン
  だけのも人気があります。子供達が食べ易いように、チーズとハムを載せたもの、季節の物になりますが
  ガトーという小サメ肉を載せたものもあります。
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④ El Zaguan(上記)のピンチョス
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  サンドイッチを買ってもいいのだけれど、やはりそこは少しこだわりたい、と思うのは私だけでしょうか。
  ピンチョスで有名な El Zaguan ではお持ち帰りができます。オーナーで日本語を話すサンティ氏は、
  「できればお店でお食事して頂けるのが良いのだけれども、お持ち帰りを希望されるお客様のために、幾つか
  大きさの異なる箱を用意させて戴いています。」と仰っていました。「Quiero llevar un par de pinchos.」
  (キエロ・ジェバール・ウン・パール・デ・ピンチョス」と言えば、何個持って帰るか聞かれると思います。
  折角ですから、お持ち帰りもスペインらしいものが良いかと思いましたがいかがでしょう。
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レストランのお薦めはまた次回にさせて戴きます。
以前に書いたお薦めもご参考にして頂ければ嬉しいです。
・https://tokuhain.arukikata.co.jp/ibiza/2017/06/part.html
・https://tokuhain.arukikata.co.jp/ibiza/2017/08/_part_2.html
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2018年6月 3日

4つのテーマに分けてみました。
 1.世界遺産
 2.海賊との歴史
 3.豊かな自然
 4.20世紀流行の変化

1.世界遺産(文化遺産に3ヵ所、自然遺産に1ヵ所指定されている珍しい複合遺産)1999年指定

<1> フェニキア人のイビサ入植地跡(世界遺産)と塩田(世界遺産ではありません)
 フェニキア人は紀元前2000年頃よりその存在が知られ、紀元前1200年頃より地中海の東側と西側を結ぶ東西交易を行い、紀元前332年にマケドニアのアレキサンダー大王にその首都ティルス(現レバノン)を征服されるまで地中海を制覇していました。彼らの使用していた文字はアルファベットの元になったと言われています。彼らはスペインに主に銀を求めて航海し、その中継地としてイビサを利用していました。彼らの最初の入植地がSa Caleta(サ・カレタ)に残っています。
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                                  (写真提供:Consell Insular Ibiza)
 この場所から飛行場の南側にある塩田が見えます。それもフェニキア人が始めたもので、海の水を引き、天日で乾かして塩を採りだします。今なおその同じやり方で塩を採っています。冷蔵庫のなかった時代は塩は大変貴重な物でした。野生のフラミンゴが生息しています。渡り鳥なのになぜか一年中とどまってしまいました。

<2> Dalt Vila(ダル・ビラ)の街並みとそれを囲む城壁。及び城壁と港の間のマリナ地区の街並み
 フェニキア人が紀元前654年に最初の入植地<1>を後にし、このダル・ビラのある場所に移動してきて以来、カルタゴ人、ローマ人、アラブ人(コルドバ回教国)、カタルーニャ人、そしてスペイン人と居住者が替わるとともにその街並み、城壁も少しずつ変貌し現在に至っています。現在の城壁は1555年に当時スペインの王子であったフィリップ5世(フェリペ・キント)がイタリア人の建築を招き築いたルネッサンス様式のものです。特徴は7ヵ所に大砲の置ける城郭楼が建てられているところです。
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                                      (写真提供:ライター本人)

<3> Puig des Molins(プッチ・デス・モリンス)の古墳群
 フェニキア人からローマ人までの古墳の山が、ダル・ビラのすぐ横手にあります。付設の考古学博物館からお墓の中が見学できます。お墓は山肌に穴があけられていて、そこを入ると大きな空洞があり、そこに幾つか石でできた棺が並べられています。横並びに幾つも空洞があり、その空洞が通路で繋がっています。その古墳の山だけで3000個のお墓があると言われ、見えるだけで340個あるといいます。
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                                  (写真提供:Consell Insular Ibiza)

<4> Posidonia(ポシドニア)群生地
 ポシドニアという海洋植物の草原が海底に広がっています。イビサ島全域に渡って見られますが、イビサ島とフォーメンテラ島の間に特に多く見られます。この植物から大量の酸素が放出され、特にこの辺りの水は綺麗で、生態系も貴重だとされています。
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                               (写真提供:Vellmari Formentera Diving)

2.海賊との歴史

<1> 頑丈な城壁と城郭楼(上記2番と被ります)
 16世紀に大砲の置ける城郭楼のある頑丈な城壁に建て替えられたのも、常々この島が海賊に襲われてきたからでした。16世紀にもなると、海賊船にも大砲が備わり、それに応戦するには大砲が必要となったのです。7という数字はキリスト教徒の人にとっては「護り」の意味があります。7つの城郭楼にそれぞれの聖人の名前をつけ、ダルビラを護ったわけです。
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                                          (写真:作者不明)

<2> 島の7か所に設置されたディフェンスタワー
 フォーメンテラ島に一番近いディフェンスタワーは、その前の海峡が海賊船の通り路になっていたので 唯一2階建てで大砲が設置されていますが、他のタワーは見張りの役割を果たし、海賊船を見つけるとのろしを上げ島中の人々に危険を知らせました。16⊷17世紀にイビサ市南西の2塔が建てられ、18世紀に入ってから5塔が加わりました。島のダル・ビラは7か所の城郭楼に護られ、島は7か所のディフェンスタワーによって護られていたわけです。
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                                        (写真:ライター本人)

<3> 要塞の役割を果たした村の教会 
 ダル・ビラの城壁は頑丈で護りが固く、海賊達は村を襲いました。物を搾取し、人さらいをしました。怯えた人々は島の4か所の教会を要塞化し、他の教会を避難場所として使いました。要塞の役目を果たした教会はSan Jordi(サン・ジョルディ)、San Antonio(サン・アントニオ)、San Miguel(サン・ミゲル)、Santa Eulalia(サンタ・エウラリア)の教会です。教会は基本的に眺めの良い高台にありますが、平地にあったSan Jordi(サン・ジョルディ)の教会は、まさにその要塞の姿を今も残しています。
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                                        (写真:ライター本人)

<4> 田舎の家の特徴 Balafia(バラフィア)塔のある集落(San Lorenzo サン・ローレンソ)
 元々イビサの家はカルタゴ人の家の様式で、チュニジアのチュネスに行くと同じ様な家があるそうです。外に張り出している丸型のオーブンに特徴があります。夏向きの涼しい家ですが、ディフェンスに適していました。その家に15世紀以降塔が付け足されました。海賊から身を護るための苦作です。サン・ローレンソという村にはバラフィアと呼ばれる集落があります。塔付きの家の周りに5軒ほどの家が寄り添って建っています。今見ると大変綺麗なのですが、当時のことは想像を絶します。
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                                        (写真:ライター本人)

<5> Corsario(コルサリオ)と呼ばれる政府公認の海賊の存在。海賊達が愉しく暮らしていた島。
 壁の中に逃げ込むだけでなく、島の自治政府は公認した海賊達に島を護ってもらっていました。その海賊達を称える碑がイビサの港にあります。またダル・ビラの中には改装されてホテルになった海賊の屋敷があります。Corsario Hotelです。ホテル最上階には港を見渡せるバルがあって、そこにはホテル滞在者以外の人も入れます。そこでドリンクを飲みながら、そのバルの階下にあるお屋敷をチラッと覗き見してみてはどうでしょうか。
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                                        (写真:ライター本人)

3.豊かな自然(冬季も気候が良いのでサイクリストが集まり、春や秋口にはマラソンや鉄人レースなどが開催されます)

<1> パワースポット:Es Vedra(エス・ベドラ)島(北極と南極と同じだけの磁場があると言われる)
 見て頂けると分かります。見るとなんだか嬉しくなってしまう島です。この島をご覧になった方は、必ずまたイビサに戻って来られるんですよ、不思議なことに。
 丁度島の対岸に展望台のような広場があります。そこから見るのがステキです。その広場から続く山の中腹にディフェンスタワーがあります。そこまで12分程で登れます。展望台もディフェンスタワーの辺りも、私のお気に入りサンセットポイントです。
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                                        (写真:ライター本人)

<2> サンセットで有名
 流行っているサンセットスポットが数か所あります。
- あまりにも有名なサン・アントニオにある Cafe del Mar(カフェ・デル・マル)のテラスから
- サン・アントニオの湾岸沿いはどこからでも見られます。
- Cala Comte(カラ・コンタ)ビーチから。小島の間を降りていきます。
- エス・ベドラ島の展望台、もしくはその上のディフェンスタワーのさらに上から。
― Beniras(ベニラス)日曜日になると太鼓をたたく人達が集まります。その音を聞きながら見るサンセット
― サンセットクルーズ船(サン・アントニオから)
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                                        (写真:ライター本人)

<3> 合わせて60か所ある入り江(Cala)やビーチ(Playa)
 お薦めビーチは別の機会に。
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                                    (地図:Consell Insular Ibiza)

4.20世紀流行の変化

<1> 50~60年代 ヒッピー文化:ヒッピーマーケット
 当初ダル・ビラの門を入ってすぐのパティオ・デ・アルマ(武器の中庭)で開かれていた市が、今はEs Canar(エス・カナ)に場所を移し、夏のシーズン中毎週水曜日に大きな市が開かれています。手作りの物もまだ売られていますが、アジアから持って来られたものなど色々です。イビサファッションAdlib(アドリブ)はこの時期に育ったものが進化していったファッションと言えるでしょう。
 他にもSan Carlos(サン・カルロス)にある Las Dalias(ラス・ダリアス)でも土曜日に市が開かれます。シーズン中ナイトマーケットもあるので要チェックです。
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                                        (写真:ライター本人)
 ヒッピーマーケット(Es Canar) :  http://www.hippymarket.info/index.php?lang=es
 ラス・ダリアス(San Carlos): http://web.lasdalias.es/

<2> 90年代 クラブミュージック:クラブ
 一番古いクラブ、Pacha(パチャ)で1973年創業。90年代以降イビサはDJのメッカと呼ばれるようになっています。宜しければ私の昨年末に書いたブログをご覧になって下さい。
https://tokuhain.arukikata.co.jp/ibiza/2017/11/post_108.html
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                                         (写真提供:Paradis)

<3> 21世紀 ガストロノミー:地中海・イビサ料理で舌鼓
 この10年ほどの間、この島に美食文化が入り定着し、ミシェランの星つきシェフ達が、新しい試みをする場所になってきました。
こちらのブログをご覧ください。
https://tokuhain.arukikata.co.jp/ibiza/2017/08/_part_2.html
 4年ほど前から島政府あげて、シーズンオフ期の食の祭典 Spring Food Festival、Autumn Food Festivalを開催するなど、食文化の活性化に力を入れています。今年の春のフードフェス(4月6日~5月27日まで)では25€でお食事を、6€でタパスを提供してくれる定評のある有名レストランやバルが満載です。
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                                        (写真:ライター本人)

<4> ホテル・アグロツーリズム:ホテルライフ満喫
 アグロツーリズムというのは、元々大きな農家が旅の人に余っている部屋を貸し、自分達の土地で採れたものを食卓に出してくれたのが始まりです。イビサの場合、古い民家を改築し、贅沢な美しいホテルに仕上げたのがアグロツーリズムのホテルです。イビサにしかないホテルなのでお薦めします。
https://tokuhain.arukikata.co.jp/ibiza/2017/05/post_104.html
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                                        (写真:ライター本人)
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                                        (写真提供:Can Lluc)


2018年4月12日

「スポーツ」
気候が良いので、トライアスロンやマラソン、サイクリングが盛んです。海外からも来られますよ。トレッキングは書ききれないので、大勢の方が参加するものだけを取り上げました。

<3月>
3月29日(木)-4月1日(月) Ruta de la Sal 塩の航路
 31回目を迎えるレガッタ。バルセロナ、デニアそしてマジョルカから出発し、昔のようにイビサまで塩をめがけて航海するというもの。何隻も一緒に地中海を航海するのは、船好きの人にはとても魅力的な航海だと思います。
www.larutadelasal.com
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3月30日(金)-4月1日(月) Vuelta Ibiza en Mountain B池BTT イビサ一周・マウンテンバイク・インターナショナル・レース
 毎年1000人参加するというマウンテンバイクレース。1日目71.2Km、2日目80.5Km、3日目53.8Km、計205.5Km. 今年は既に1000人以上の申し込みがあり、応募者オーバーで締め切られています。
www.ibizabtt.com
*
<4月>
4月7日(土) Ibiza Marathon イビサ・マラソン 
 42.195Kmもしくは12Km。
 ヨーロッパの中でも著名なマラソン大会です。Run and Feel!
www.ibizamarathon.com
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4月29日(日) Ibiza Media Maratón イビサ・ハーフマラソン 
 21Kmもしくは10Km。
 こちらはハーフマラソンとその半分の距離。走る場所もイビサ市から西側へ向かいます。
www.mediomaratonibiza.com
recorrido-21km.jpg
*
<5月>
5月5日(土) Quatriatlón Isla d’Ibiza クワドゥラスロン(トライアスロン+カヤック) (Cala Bassaビーチ、サン・ホセ)
 鉄人レースにカヤックが加わります。
https://www.elitechip.net
*
5月26日(土) Ultraswim ウルトラスイム (サンタ・エウラリア)
 サンタ・エウラリアからタゴマゴ島まで25.5㎞ のウルトラスイムか、カラ・ヨンガからサンタ・エウラリアまで5㎞ のミニスイムが選べます。
http://www.clubnauticosantaeulalia.com/es/deportes/natacion/ultraswim
Ultraswim.jpg
*
<6月>
6月9日(土) Half Tri Blue Challenge ハーフトライアスロン
https://sportmaniacs.com/es/services/inscription/ibiza-blue-challenge-half-triatln-2018
*
6月24日(日) Travesía Canal de Sant Antonio サン・アントニオのCaló des Moroを横断
 サン・アントニオの北にあるCalo des Moro を端から端まで2Kmを泳ぐというもの。一人で泳いでも、4人で500mずつ泳ぐというようにしてもよいそうです。
https://www.elitechip.net/index.php?zwshow=compdet&idcomp=6105074
*
<7月>
7月15日(日) Posidonia Race ポシドニア杯(Cala d’Hort,サン・ホセ)
 Cala d’Hort からエス・ベドラ島を周って戻ってくる10Kmコースと、手前で戻って来る5Km コースと。
https://ibizabluechallenge.com/posidonia-race/
posidonia race 10km.png
*
<10月>
10月6日(土) Milla Urbana アーバンレース(サン・アントニオ)
 サン・アントニオの街中を走る競技で、子供から年配者まで参加できます。
https://runedia.mundodeportivo.com/carrera/milla-urbana-illa-deivissa-2018/20180810/
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10月12日(金)ー14日(日) Vuelta Cicloturista a Ibiza 自転車でイビサ島一周
 春にあるマウンテンバイクのイビサ一周と似ているのですが微妙に違うルートをとっています。
www.ibizabtt.com
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10月13日(土)-14日(日) La Pujada la cala San Vicente ラリー&ヒルクライムドリフト(サン・ビセンテ)
 サン・ビセンテとサン・ホアンの間の山道を通行止めにし、タイムアタックします。今年で既に33回目を迎えるこのラリーは、親子や親戚や夫婦や恋人同士参加していたりと、地元に定着している競技です。マジョルカからも20数台参加したり、本土の方からも毎年数台参加している著名なレースです。
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https://www.facebook.com/Automovil-Club-de-Ibiza-234054116745816/
https://www.facebook.com/Autom%C3%B3vil-Club-de-Ibiza-Drift-Slalom-Baleares-541468169303083/
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10月20日(土)-28日(日) Campeonato Europeo Multideporte トライアスロンヨーロッパ選手権
 9日間に渡る競技。2500人以上、30か国以上のアスリートが集結することが予想されている。
 20日/21日 Duathlon European Championship in Santa Eulalia
 23日    Cross Duathlon European Championship in Sant Joan
 25日    Cross Triathlon European Championship in San Antoni
 28日    Middle Distance Triathlon and Aquabike European Championship in Ibiza
www.triathlon.org
Logo-Europeo-MultiDep-2018-v4-620x330.jpg
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10月28日(日) Ibiza Trail イビサ・トライアル(山中を走る競技)
 今年の詳細はまだ出ていないのですが、昨年までのコースだと、
マラソントライアル:42.46Km、高低差2012m、ミディアムトライアル:21㎞、高低差803m、ライトトライアル:10㎞、高低差212m。
www.ibizabtt.com
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<11月>
11月30日(金)ー12月2日(日) 3Días de Trail 3日間ウルトラトライアル
 金曜: 夜10㎞
 土曜: 85㎞、46㎞、24㎞ から選ぶ
 日曜: 日中10.46Km
www.trailibiza.com
https://www.facebook.com/3diastrailibiza/
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写真は昨年のものより。

イビサをスポーツで満喫してみませんか。
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2018年2月26日
2018年2月21日
2018年2月13日
2018年2月10日
2018年1月13日
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  • 特派員プロフィール
  • イビサ島特派員

    イビサ島特派員
    今岡 史江
    1993年より在住。日本語教師、ガイド、通訳、翻訳、カーレースオーガナイザー。当初より外国の方に日本語・日本文化を教えてきましたが、今は日本の方にイビサをご紹介したいです。パーティーアイランドと呼ばれていますが、ヨーロッパ屈指のリゾート地、それだけでは人を惹きつけません。その秘密を探りにいらっしゃって下さい。私はそのお手伝いをさせて戴きたいと思います。 DISQUS ID @disqus_8RPN0dSCDu

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