海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > スペイン/イビサ島特派員ブログ

スペイン/イビサ島特派員ブログ 今岡 史江

スペイン・イビサ島特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


本日3月8日は国際婦人デー。
スペインではマドリッドでの大きなデモ行進はコロナ感染を避けるため
禁止されたのだけれども、他の町では小規模のものから450人(バルセロナ)までの
デモが行われました。イビサは非常事態宣言のまっさ中なので労働組合の代表だけ
15人が抗議運動を行っていました。
20210308女性の日.jpg

国によってこの婦人デーで主張する内容は微妙に異なるのではないでしょうか。
スペインでは次のテーマがメインとなっています。
・男性と女性の給与の格差や企業側の女性に対する一方的な解雇や時間短縮の敢行。
・配偶者、元配偶者、もしくは恋人、元恋人による女性に対する暴力もしくは殺害。
・性犯罪や性暴力。
日本にも内閣府の男女共同参画局という部署が取り組んでいるようですが、
スペインではMinisterio de Igualdad、男女平等省という新しい省庁がうまれるほど
今熱が入っているように思います。

では私は、私の周りの仕事の環境はどうなのでしょう。

イビサに来てはや28年。日本では英語教師をしていましたが、イビサで
英語を教える気はなく、当初から日本語を教えてきました。ここ十数年、
日本からの訪問客のツアーガイドなどもし、職種柄今までかつて
仕事をする面で女性として不公平な待遇を受けたことがありません。

年を取ってから自分で自分の車をいじりたくなり自動車整備士の勉強をし、
最後の実習を学校の紹介で、イビサにあるトヨタさんでさせて頂きました。
実習の終了時にオーナーに仕事のオファーを頂き、双方にとって
都合の良い時間帯(8時から12時)で仕事をさせて頂いています。
日本人のメンタリティーを持つ私の仕事ぶりが気に入ったと仰ってくださいました。
メカニックはガレージでこそ学び続けられるので、大変有難く思っています。
Screenshot_20210307_200919.jpg

もちろん私の仕事場はガレージの中。車のメンテナンスや
新車の引き渡しの準備や、車検前の点検などをしています。
IMG_20210307_151153.jpg

実は私はタイヤ交換ができないのです。昔の鉄のホイールはまだしも
アルミホイールの場合、硬くて力が足りないのです。そんな私は仕事において
男性と同等だと、同じ様に仕事ができるとは口が裂けても言えないです。
その代わりと言えばなんですが、男性が好んでしない新車の準備や
中古車を売る準備などは私が進んで担当しています。
ここではパワハラもセクハラもありません。性別による給与の格差もありません。
コロナによる経済危機の只中解雇もされていません。
イビサのトヨタさん(Ebusus Motor)に感謝するばかりです。

IMG_20210308_155807.jpg
トヨタでは私達3人ともう一人、女性が働いています。
真ん中が起業者婦人、今のオーナーの母君、セニョーラ・ペピータ。
右のクリスティーナと私は年を取ってからの中途採用者です。
セニョーラもクリスティーナも若い時からずっと仕事を続けている
ビジネスウーマンです。
お二人に子供さんが産まれた時、子育ての時のことについて聞いてみました。

二人とも4か月の産休があり、
セニョーラは産休が終わると同時にお子さんを保育園に入れて復職。
クリスティーナは産休後、実家のお母さんに預かってもらい復職。
就業時間も8時間を6時間にしてもらったそうです。
今なら男性も育休を取らなければいけないので、きっともう少し楽だったことでしょう。
今は男女ともに育休をとるし、女性で就業時間を短縮する人も多いです。
1年のうちとれる有給休暇は1か月。皆、フルにとっています。
こちらの人は自分が残業したくないから、人にもさせないようにしています。
日本より女性が働きやすい環境ができているかもしれないですね。

ただ女性が多い職場(医療機関や教育関係)は女性の出産、就業時間の
短縮などが何人か重なる場合も多いそうで、そういう時のしわ寄せが男性に
いき、男性のストレスになっていると声をあげる男性はまだいないようですが。

ここ数年特に活発になっているフェミニズム運動。
女性が働きやすい社会は、女性も男性も働きやすい環境でなければなりません。

男女平等省ができても、性暴力のSOS電話番号が設置されても性犯罪は
一向に減っていません。
性暴力・性犯罪をなくすのは教育だといいます。その通りだと思います。
夫婦、パートナー、親子のあり方も見直してみる必要があるでしょう。
幼稚園、小学校の先生の多くは女の先生です。先生の手腕にもかかっています。

男女平等を主張してくれる人がいるからこそ社会は変わっていくのでしょうが、
主張するだけではなく、日常の中でできることから始めていきましょう。
92265993_862735450874529_4189818370515795968_n.jpg



2021年3月 8日

昨年の2020年3月14日にコロナウイルスのための非常事態宣言が発令され、もうすぐ1年が経とうとしています。昨年はトマトやピーマンやサンド豆などを栽培・収穫し、今年2021年の春はエンドウ豆と絹さやとソラマメと、豆類の収穫です。

エンドウ豆(うすいえんどう)の豆ご飯が大好きな私はご機嫌です。
1合のお米に対して小さじ1杯の塩を入れて炊きます。
IMG_20210221_115916.jpg

絹さやとエンドウ豆を収穫していていまさらの新しい発見に心を躍らせています。
絹さや(さやえんどう)を薄くて柔らかい時に取り損ねると大きく膨れて、エンドウ豆のようになります。さやを開けると似ているようでまったく異なりました。
こちらの絹さやですが、オランダえんどうとも呼ぶので、日本の絹さやとは種類が異なるのかもしれませんが。
エンドウ豆ときぬさや.jpg

写真は左の上がエンドウ豆の花。右上が絹さやの花とエンドウ豆のように太った絹さや。
左下が薄い絹さやと太った絹さや。右下がさやを開けたところで下がエンドウ豆、
上が絹さやです。絹さやは粒が丸いのに対し、エンドウ豆の方は粒が詰まっていて一つひとつがどちらかというと円柱の様な形で大きくしっかりしています。
グリーンピースというのはエンドウ豆の未熟なものと書いてありました。想像するに広い土地で大量収穫する場合、十分育ったものもまだ未熟なのも混ざるのでしょう。
そういう小ぶりなものや絹さやが大きくなってしまったものの粒がグリンピースとして冷凍や瓶詰になって出荷されるのかしらと思ったのは私の勝手な想像でしょうか。

IMG_20210306_114743.jpg

これはソラマメです。ソラマメは枝葉の様に最初上向きに育ちます。
それが大きくなって重くなると下向きに垂れていきます。
スペインでは日本の食卓に上がる様な大きなソラマメもいただきますが、まだ若いソラマメもさやごといただきます。輪切りにしオムレツにしたりパエリアに入れたり。若いソラマメの粒だけ取り出しベイビーソラマメという名前で売られています。ベイビーソラマメはさいの目切りにした生ハムと一緒に炒めたりします。

IMG_20210306_123529.jpg

今日はベイビーソラマメと、若いさやごとのソラマメと、アーティチョークを使って「バレンシアの冬のパエリア」を作りました。採れたての絹さやも入れました。お肉は冷凍庫に眠っていた骨付きチキンと豚足です。
IMG_20210306_132509.jpg

アーティチョークが見えてないですが、塩コショウをしてよく炒めます。
お水を入れて煮込みます。お水は基本ご飯の2.5倍です。
IMG_20210306_132712.jpg

スープストックを好みで入れ、サフランを入れました。
野菜が柔らかくなるまで煮込むと色が黒くなります。
IMG_20210306_140354.jpg

完成です。
IMG_20210306_144402.jpg

とてもおいしくいただきました。
家庭菜園すると旬のものがいただけてとてもうれしいのですが、しばらくはわが家の食卓はソラマメと絹さやとエンドウ豆一色になりそうです。
IMG_20210306_132027.jpg



2021年3月 6日

多くの人のイビサ島のイメージはリゾートもしくはクラブなのではないでしょうか。
小さな島ですが、いろいろな面をもったおもしろい場所です。
例えば……
・世界遺産
・フェニキア人の足跡
・カルタゴ人の住居の名残
・海賊に襲われ、海賊に護られた島
・パワースポット
・セレブ
・グルメ
・ヒッピー
・60ヵ所以上あるビーチや入り江
興味深いですよね。
そうなのですが、私のイビサのイメージは……
私のイビサのイメージはいつも田舎、きれいな田舎です。

歴史や伝統が好きで、自然が好きで、各土地の料理やお酒が好きなうえに、ツーリストガイドをしていたので旅行に来られる方へのおすすめを中心に書いてきましたが、コロナのために旅が容易にできなくなったので、ここでの暮らしを綴りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

イビサでは12月と1月にきのこ狩りをします。
きのこ狩りはマジョルカ島やバルセロナのあるカタルーニャ地方でも盛んです。
山のなかはけっこう険しい獣道をぬってゆくので昔は好きではありませんでした。
いまでは松茸まで見つけられるので、楽しんでいます。
IMG_20210117_111416.jpg

ちなみに採った松茸は手で細くさき、イビサの松茸は苦みがあるのでゆでて、ゆで水を捨て苦みを取り除き佃煮にします。香り・食感も楽しめます。
IMG_20210117_131339 (1).jpg

IMG_20210117_175747 (1).jpg

2月に入ると野生のアスパラガス採りです。市販のものと違い、とても細いです。
アスパラガスは雑草のように石垣の端や道端に生えています。
葉がイガイガしていて採る時快適ではないんですがたくさん生えているのでそれだけでうれしくなります。
アスパラ3.jpg

採ったアスパラガスは手で小さく折り、生のままアーティチョークと玉ねぎと一緒によく炒め、溶き卵に混ぜ、塩を少々入れます。
アスパラ1.jpg

スペインオムレツの作り方と同じで、油を熱くしたフライパンに野菜の入った卵を流し込み、焦げないように気をつけながら、卵が淵につかないようまとめていきながら片面を焼き、お皿で蓋をしてフライパンをひっくり返します。形を整えながら中火で中に火を通します。
アスパラ2.jpg                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

アスパラガスのトルティージャ。一度試してみてください。

IMG_20210206_110607.jpg


2021年3月 1日
2021年3月 1日
2021年1月 2日
2020年12月31日
2020年5月20日
⇒すべての記事を見る

スペイン旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■スペインの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/ウェルシュプールイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンダルイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イギリス/ロンドン4イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/ナポリ3イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ベネチアイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2イタリア/ローマ3ウクライナ/オデッサエストニア/タリンエストニア/タルツオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デルフトオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/ウィーン2オーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スペイン/レオンスロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュイスブルクドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ブレーメンドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/アンボアーズフランス/カンヌフランス/コートダジュールフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/トゥールーズフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/パリ3フランス/ブールジュフランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンフランス/リヨン2フランス/レンヌブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/アントワープベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/サンクトペテルブルグロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • イビサ島特派員

    イビサ島特派員
    今岡 史江
    1993年より在住。日本語教師、ガイド、通訳、翻訳、カーレースオーガナイザー。当初より外国の方に日本語・日本文化を教えてきましたが、今は日本の方にイビサをご紹介したいです。パーティーアイランドと呼ばれていますが、ヨーロッパ屈指のリゾート地、それだけでは人を惹きつけません。その秘密を探りにいらっしゃって下さい。私はそのお手伝いをさせて戴きたいと思います。 DISQUS ID @disqus_8RPN0dSCDu

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集